アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
トレンブランとはフランス語で「揺れる(tremblant)」と言う意味です。
元々はダイヤモンドの花びらの後ろに付いているスプリングで、エレガントに揺れるジュエリーのことを指します。
スプリングで動くものだけでなく、花の部分の留め金をバネでつくることによって動く仕組みのものもあります。
一般的には19世紀のフランスで作られた「ダイヤモンドx銀」のジュエリーを指しますが、その他の宝石で作られたものやエナメルなどが用いられたものもあります。
また一般的には花の部分が動くものが多いですが、葉っぱの部分が動くものなどバリエーションがあります。
いずれにしてもトレンブランのアンティークジュエリーは極めて数が少ないです。
最初に流行したのは19世紀初頭(1800年頃)、そして新大陸でダイヤモンドが発見された1880年頃に再びリバイバルします。
特に19世紀初頭のトレンブランのジュエリーは、もはやカタログなどでしか見かけなくなったと思うほど出てきません。
下記は当店扱いではありませんが1880年頃のリバイバルとして作られたダイヤモンドトレンブランの典型的な例です。
アンティークジュエリーの中でも非常に希少なジュエリーですので、トレンブランのジュエリーを手にされたいと思ってらっしゃる方は、出てきた時に必ずご入手されることをお薦めいたします!
トレンブランは大抵の場合は横長のブローチにされていますが、下記にこの胸飾りとよく似た作品を見つけました。
こちらは同時代のロシアの作品(1780-1820年)で、元々はロシアの皇族の家族の持ち物であった作品とのこと。
こちらによく似たやはりサンクトペテルブルクで作られた作品は現在、エルミタージュ美術館に所蔵されています。
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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。