--- アンティーク・エピソード ---リーン・ヴォートラン(Line Vaurin)のジュエリー

フランスジュエリーは1920年ころが最盛期で、その後徐々に減速。
第二次世界大戦後は、その覇権をアメリカに奪われることになります(そして大量生産時代がやってきます)。
しかし作家性のある優秀なジュエラーが戦後フランスで一人も生まれなかったのかといえば、もちろん例外もあります。
その代表的な人物がリーン・ヴォートラン。
ヴォートランは、主に50-60年代に活躍したフランスのジュエラーで、フランスの戦後ジュエリー史において間違いなく最も評価されているジュエラーです。
リーンヴォートラン
リーンヴォートランのジュエリーの特徴の一つに、「質素な素材」から歓喜に満ちた独特の世界を生み出していると言う点があります。
LVの好んだ素材は例えばブロンズ、真鍮などのメタル(このペンダントのようなメタルは、彼女の比較的初期の作品に良く使われました)、鉄の糸、焼いた土、陶器、ガラスの破片、象牙。
リーンヴォートラン
リーンヴォートラン

そして後年、彼女の地位を決定づけたのが、 RESINE(レジーヌ、樹脂)。
このレジーヌを使ったジュエリーが彼女の後年のスタイルになります。
リーンヴォートラン
全ての製作を自分で行い決して十分な評価や収入をえていなかったLVは、1986年にロンドンベースのアンティークディーラーDavid Gillに見出され、それをきっかけにロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館をはじめ、世界の権威ある美術館で所蔵展示されるようになります。
ひと目で彼女の作品だと分かるような強烈な個性があり、現在では時に著名なアールヌーボーの作家ジュエリーより高値で、ヨーロッパやアメリカの著名なオークションで取引されています。
しかし日本ではほぼ無名で、扱っているところも見れるところもありません。
パリの装飾美術館にも、数点貯蔵されています。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

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