ペアダイヤモンドリング(オールドカットダイヤモンド 西欧諸国 20世紀初頭)

2つで1つ、見たこともない面白い指輪です 私もキャリア40年以上のディーラーさんも「こんな指輪、見たことがない!」と、その希少さはお墨付きの指輪です。
2つで1つになる指輪で、重ねるとピッタリ重なります。
2つのリングを同じ指に着けるよう作られていますが、2つの指に分けて着けたり。
あるいはサイズ直しをして、片方を男性が片方を女性が着けて婚約の指輪にするといったことも可能です。
恋人同士だけではなく親子や兄弟など大切な誰かと、元々は「2つで1つ」だった指輪をその人を想いながら身に着けるというのもロマンチックです。
実際にこのリングを譲ってくれたディーラーさんは、この指輪のことを「bague de fiancaille(婚約指輪)」と呼んでいました。
実際にそうしたモデルがあったというわけではなく、そのコンセプトにロマンを感じたからです。
いろいろなアイデアが浮かぶ楽しい指輪です。
一方で2つの指輪がピッタリ揃う「遊び」は、高い製作技術を必要とします。
まさにアンティークジュエリーでしか見られない楽しいサプライズと言えます。
少し前の時代のダイヤモンドが使われています この指輪はフランスでフランス人ディーラーさんから仕入れました。
フレームの外側にフランスの18金の刻印が入っていますが、これは外国から輸入された際にも押されえる刻印です。
(しかしながら出自のはっきりしないジュエリーや再コントロールの際にはフランスのジュエリーにも押されることのある刻印でもあります)
内側に別の国で押されたと思われる刻印も入っています。
20世紀初頭のアメリカで製作された指輪の可能性もあるかと思い、専門家の方に見ていただきましたが、アメリカではなく西欧諸国(イギリス以外でフランス製の可能性もあり)で製作されたと推定できる非常にクオリティーの良い指輪とのことでした。
年代はやはり1920-1930年頃に製作されたと思われますが、ダイヤモンドのカッティングからダイヤモンドは19世紀のダイヤモンドが用いられています。
ダイヤモンドのタペストリーのように隙間なくダイヤモンドが敷き詰められ、ゴールドセッティングされたダイヤモンドは表面の高さが統一されています。
ハイクオリティーなダイヤモンドと寸分の狂いのないセッティング。
ハイクオリティーな指輪です。
指輪サイズは14号。
有料でサイズ直し可能で、例えば二つのリングをやはり重なるようにサイズ直しすることも可能だそうです。
ただしサイズを大きく変える場合には注意が必要です。
大きなサイズ直しをご希望される方はあらかじめご相談ください。

  • 高さ:12mm 
    重量:6g
  • 販売価格:売り切れました。

ペアダイヤモンドリング(オールドカットダイヤモンド 西欧諸国 20世紀初頭)

世界にひとつだけの一点もの

  • 大きな方の指輪がもう片方の指輪の湾曲にぴったり合うように作られています
  • 重ねる場合はどちらを下にしても向きもどちらでも可能です
  • ダイヤモンドが凹凸なく散りばめられ、落ち着いた煌きです
  • テーブル面が小さく、クラインが高くカットされた19世紀中の石と推定できます
  • この部分にフランスの刻印、内側に別の国で押されたと思われる刻印
  • ペアダイヤモンドリング(オールドカットダイヤモンド 西欧諸国 20世紀初頭)
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ペアダイヤモンドリング(オールドカットダイヤモンド 西欧諸国 20世紀初頭)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

アンティークダイヤモンドのジュエリー

一般的に「古いダイヤモンド=輝かなくて当然」と思われている方が多いです。
しかしこれは「あまり品質のよくないアンティークダイヤモンドを売るためのキャッチコピー」なのではと思ってしまいます。
確かにもし同じ品質のダイヤモンドがあったと仮定して、それを昔のカットと現在のブリリアンカットにすれば、前者のほうが圧倒的に鈍い輝きになります。
しかしだからといって良質な昔のダイヤモンドが輝かない、煌かないわけではありません。
確かに19世紀後期に新大陸でダイヤモンドが見つかる前のアンティークダイヤモンドには、黒い点のような内包物があることは多いですが、内包物と輝きや透明度はまた別の問題です。
良質なアンティークダイヤモンドはクローズドセッティングやローズカット、銀のセットなどにされていても、それ相応の深い輝きがあるものです。
現地のプロのディーラーも、アンティークダイヤモンドに関して輝きがあるかどうかは必ずチェックする項目です。
それは単にキラキラしているというのではなく、深い輝きがあるかどうか。
アンティークのダイヤモンドも良いものは透明度があり、そして深く輝くものなのです。

下記は当店扱いの19世紀中ごろの大粒のローズカットダイヤモンドリング。
これだけ古い時代のローズカットでも、素晴らしい煌きが見られます。

大粒ローズカットダイヤモンドの指輪(ブルーエナメル、18金)

ところでアンティークジュエリーに使われているダイヤモンドの産地ってどこだか分かりますか?
よくイギリスエドワーディアンのジュエリーやアールデコ期のジュエリーなどの説明書きに「新大陸でダイヤモンド鉱山が発見されてから、それ以前のように黒い内包物を含まない光り輝くダイヤモンドが用いられるようになった・・・・」といったことが書かれているのをご覧になられた方は多いでしょう、
ここで言われている「新大陸」とは「南アフリカ」のことになります。
ダイヤモンドの産地というと現在では、南アフリカをイメージされる方が多いかもしれませんが、南アフリカの鉱山が発見されるのは1860年代になってからです。
19世紀後期になるとこの新鉱山の発見を受けて、ダイヤモンドの流通量はそれ以前に比べて格段に増えます。
それを反映して1880年頃からのアンティークジュエリーには、ダイヤモンドを使用したジュエリーが増えます。

下記は当店扱いのアールデコ期のダイヤモンドペンダントネックレス。
この頃のアンティークダイヤモンドには、19世紀の中期以前とは明らかに異なる光輝くそれは美しいダイヤモンドが用いられています。

アールデコダイヤモンドネックレス(クッションカット、ローズカット、18金ホワイトゴールド)

それ以前のアンティークダイヤモンドに関しましては、ダイヤモンドが本格的に宝飾品として使われ始めるのは16世紀初頭ですが、1720年頃まではダイヤモンドはインドでしか産出されていませんでした。
16-18世紀前半、ヨーロッパの王族貴族はインドから輸入されたダイヤモンドを使っていました。
かつてヨーロッパの王族貴族は競って、インドからダイヤモンドの良石をとりよあせていました。
この傾向は18世紀後期にブラジルでダイヤモンドの鉱山が発見されるまで顕著で、16-18世紀前半、ヨーロッパはインドにダイヤモンド商人を派遣して、ダイヤモンドを輸入していました。

フランスのジュエリー史の中でも最も古い部類の出版物に、ルイ14世とヴェルサイユの宮廷ジュエラーであったジル・レガレ(Gilles Legare )のジュエリーデザイン集があります。

ジルレガレ

1663年に出版されたこの「金銀細工品の書」は、当時のジュエリーデザインを集約したもので、当時フランスで流行し始めていたダイヤモンドの重要性についても言及されています。
ダイヤモンドが流行し始めるのは、15世紀のフランスからなのです。
また当時の有名なダイヤモンド商人にジャン=バティスト・タベルニエ(1605〜89)というフランス人がいます。
ジャンバティストは、太陽王ルイ14世にこうして買い付けたダイヤモンドを売っていた宝石商です。
ジャンバチストは当時のインドの宝石事情に関する状況を詳細に記述し、現在においても貴重な文献になっています。

しかしインドの鉱山は、1725年に新たな鉱山がブラジルで発見される頃には既に枯渇する寸前でした。 ブラジルの鉱山で発掘されたたダイヤモンドは今度は、ポルトガルやスペインを通じて、イギリスやフランスへ運ばれます。
つまりアンティークジュエリーの中で18世紀後期以前のものはブラジル産のダイヤモンドが主たるものになります。
そしてそのおよそ150年後、今度は南アフリカでダイヤモンドの鉱山が見つかりますが、その頃には、ブラジルのダイヤモンドの大半は尽きていました。

現在では、アフリカ諸国の数地域、ロシア、オーストラリア(主に工業用ダイヤモンド)、カナダが主なダイヤモンドの産地になっています。
ダイヤモンドは無色であるが故に、ルビーやサファイアのような色石とは異なり産地を確定することができませんが、そのアンティークジュエリーが製造された時代をきちんと把握することでそのアンティークダイヤモンドの産地を推測することが可能なのです。
一方ダイヤモンドの産地とは別にダイヤモンドの取引の中心地があります。
ヴェネチア、ブルージュ、リスボン、アントワープ、これらの街は歴史的にダイヤモンドの取引とカットの中心地でありました。
ヴェネチアは13世紀、1460年代に中継地点はリスボンへと移動。
ベルギーの水の都ブルージュは、13世紀から14世紀末までヴェネチアからの原石が運ばれダイヤ モンド取引加工の一大中心地として繁栄しましたが、14世紀初頭にはアント ワープに取って代わられます。
全ての街に共通するのは、ダイヤモンドの取引に関してはユダヤ人の影響がとても強かったことです。
というのもダイヤモンドはインドからエジプトへ、あるいはギリシャへローマへ常にパレスチナ(イスラ エル)を通って運ばれていたのです。

アンティークエピソード集 のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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