ハーフパール(天然半円真珠)指輪(1880年頃)

真珠の数だけ、指輪がある こちらは天然真珠を半分にして用いた「ハーフパール」の指輪です。
アンティークの真珠は「他に同じ石なんて一つもない」と思うほど、表情が豊かです。
この指輪に使われている真珠はそれぞれ微妙に形や大きさは異なりますが、クリームを帯びた色は共通しており、その柔らかい光沢が明るいイエローゴールドとよくあっています。
艶にある美しい真珠で、石の内側から広がっていく天然真珠独特の光の拡散に、時間を忘れてしまいます。
真珠の形が面白く、9石の真珠のいくつかはかなりオーバル(楕円形)です。
ほとんど真円に近い形の真珠もありますし、混ざっているところが面白いです。
それぞれの真珠と台座の形がぴったり合っていることからも、オリジナルで意図を持ってそのようにオーバルな真珠が混ぜられていることが分かります。
真珠が指いっぱいに広がります かなり横まで真珠が広がり、正面から見ますと指いっぱいに真珠が広がって見えます。
ハーフパールを横一列に並べたシンプルに見える指輪ですが、アンティークジュエリーでもあまり見ないデザインです。
何より大小さまざまな質の良いハーフパールが必要です。
アンティークジュエリーでもある程度大粒のハーフパールが使われているジュエリーはぐっと少なくなり、このようなメイン石にハーフパールを使っているものは少ないのです。
しかも宝石がハーフパールだけのジュエリーは、実はこの指輪が初めてです。
1880年頃のイギリス製あるいはフランス製。
刻印は消えてしまっています。
18金ゴールド。
指輪サイズは10号(有料でサイズ直し可)。

  • 重量:3.8g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

ハーフパール(天然半円真珠)指輪(1880年頃)

  • 一番真ん中の少しのっぺりとした真珠も相当オーバルです(5ミリx6ミリ)
  • 正面だけでなく横まで真珠で包まれるハーフパールのハーフエタニティリング
  • それぞれ艶のあるミルキーな光沢の美しい真珠、少しクリーム色です
  • ショルダー部分には優しいラインのスリットが入ってます
  • クローズドセッティング、ゴールドもたっぷり使われていて程よい重量感あり
  • ハーフパール(天然半円真珠)指輪(1880年頃)
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ハーフパール(天然半円真珠)指輪(1880年頃)

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アンティークエピソード

アンティークでしか存在しないハーフ真珠(ハーフパール)

ハーフパールとは、真円真珠を半分にカットしたもの。
真珠の種類ではなく技法のひとつです。
基本的にはアンティークジュエリーでしか見つけることができない宝飾技術です。
養殖真珠が作られ始める前、真珠は現在では考えられないほど稀少な存在でした。
天然真珠があまりにも高価なものだったため、真珠を2つにカットしてジュエリーに用いられました、それがハーフパール(ハーフ真珠)です。

ブローチ等の場合、真円真珠は穴をあけて接着剤を付けて針に刺してセットしますが半円真珠の場合はそれが出来ないため、小さな爪で留めてセッティングを行います。
真珠をカットするだけでも大変な技ですが、それを留めるには更に高度な技術を要します。
最近では「アンティーク風」のものが流行しており、稀に「ハーフ真珠」と唄っている商品を見ることがありますが、アンティークジュエリーで見つかる天然真珠のハーフパールとは別ものです。
質の良いハーフ真珠がアンティークジュエリーでしか存在しないその理由は主に3つ挙げられます。

ハーフパールのアンティークブローチ(半円真珠、天然真珠)

1)天然真珠を真二つにカットするということは(もちろん手作業でやります)、とても高度な技術を要します。
真珠は硬度はそれほど高い宝石ではありませんし、自然の産物である天然真珠はそもそも完全な真円ではないですからなおさら難しいです。

2)何十年、何百年と持つようなハーフパールをセットするのが、至難の業だからです。
円形の真珠であれば穴を開けて針を刺すということができます。
これも非常に難しい技術ですがハーフパールの場合はそれができないため、すべて爪で留める必要があります。
天然真珠は小ぶりのものが多いですから、その一粒ずつを全て小さなゴールドの爪でセッティングする必要があるのです。

3)アンティークジュエリーの良質なハーフカット真珠は100年経ても退色しません。
現代の養殖真珠ですと、真珠の大方は人工的な核ですから、当然半分などにしてしまえばほどなくして退色が始まってしまうでしょう。
本物のハーフ真珠は、良質な天然真珠と、当時の高度な宝飾技術の両方があってようやく出来るものなのです。

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