アンティークサフィレット指輪(1920年頃のフランス、銀製)

人気のブルー系色のサフィレット 1920年頃のフランス製。
8ミリx1センチ程のしっかりとした大きさのあるサフィレットは、アンティークサフィレットの中でも最も人気の高い、ブルー色の強いサフィレットです。
(写真を撮るときは照明を当てていますが、実際の自然光下ではさらに水色がもっと強く出て美しいです。)
石の底からボヘミアの大地を思わすようなダークブラウンが湧き出て、そこに水色が差し込みます。
アンティークサフィレットの中でも滅多に見ない素晴らしい色合いのサフィレットです。
2つとして同じ色は存在しないサフィレット サフィレットは自然の産物ではなく、当時ボヘミアで作られた色ガラスですが(そのレシピはいまだに謎に包まれています)、その微妙な色の組み合わせやグラデーション、二つとして同じ色は存在しません。
更にそれが光の当たり具合によって微妙に変化するので、時を忘れて見入ってしまうのです。
美しい楕円形のサフィレットに、しっかりとしたファセットがつけられており、年月を経たものですがカット面も非常に状態が良いです。
サフィレットは大事に4隅を銀の爪で留められています。
全体の地金は銀で、美しいサフィレットを活かした、シンプルなデザイン。
指輪の製作そのものはフランスで行われているため垢抜けていて、フェイス部分に向かってフレームにキュッと絞りがついているところなど、洗練されています。
指輪サイズは16.5号(サイズ直しはご相談ください)。

  • 幅:10mm 
    高さ:11mm 
    重量:1.7g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークサフィレット指輪(1920年頃のフランス、銀製)

世界にひとつだけの一点もの

  • 自然光では更に水色が強く出ます。光の当たり具合によって色が変化します
  • 優しい楕円形のフォルムが可愛い指輪。四隅の銀の爪もワンポイントアクセントに
  • サフィレットに付けられたファセットも美しくガラスなのに状態もとても良いです
  • 左低部から水色が挿していますが、光の当たり具合によって変化が楽しめます
  • サフィレットの美しさを活かしたシンプルながら洗練されたフォルムのフレーム
  • アンティークサフィレット指輪(1920年頃のフランス、銀製)
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アンティークサフィレット指輪(1920年頃のフランス、銀製)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

アンティークのガラスジュエリー「サフィレット(Saphiret)とボヘミアの変色ガラス」

ガラスは最も古い「宝石」のひとつです。
古くは紀元前3000年前のメソポタミアとコーカサスの遺跡から発見されています。
いわゆる貴石の代役としての役割も、少なくとも紀元前1500年前のエジプト文明の頃には既に確立されていました。
中世、カラーガラスは主に宗教的な目的に用いられました。
例えば聖骨箱や聖書に飾られました。
非宗教的な用途としては、例外的に子供のジュエリー、そして葬儀用のジュエリーにも使われました。

アンティークやヴィンテージのコスチュームジュエリーの素材として重宝された変色ガラス。
ボヘミア(特に現在のチェコにあたる地域)はハプスブルク文化のお膝元であり、特に20世紀初頭、良質な銀製品、ボヘミアンガーネットのジュエリー、サフィレットのような変色ガラスを生み出しました。
サフィレットはチェコのヤブロネッツ地方で、1860年〜1930年頃作られた変色ガラスです。
下記は当店で販売済みのアンティーク変色ガラスブレスレット(1920年頃、アールデコ)。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

ではそのヤブロネッツ地方とはどんなところなのでしょう?

地理的には、プラハの北東、プラハから車で約1時間半ほどポーランドンドの国境から約1時間の山間に位置しています。
冬はスキーの拠点として有名ですが、16世紀半ばよりガラスの街としてヨーロッパ中に知られていました。
他にもイタリアのムラノ(Murano)などが、ガラスの生産地として有名ですが、17世紀まで繁栄を誇っていたヴェネチアに代わり、一大ガラスの生産地になります。
ボヘミアンガラスは19世紀には、117カ国に輸出されていたそうですからその規模には驚かされます。
ボヘミアでは大小さまざまな生産者がビーズ製作に関わり、人口は100年の間に15倍へと膨れ上がったそうです。

フランスアンティークやヴィンテージにも、ボヘミアンガラスが使われたものがあります。
その内の一つがサフィレット。
19世紀中頃からチェコのヤブロネッツ地方で作られた変色ガラスです。
サフィレットは砒素を混ぜて作るので危険があり、また各工房でそのレシピは門外不出で現在では製造されていない貴重なものです。

下記は当店で販売済みのサフィレットのリング。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

サフィレットはラベンダーがかった淡いピンク色をしており、角度によってブルーやグリーン、茶色のシラーを放ちます。
サフィリーン(フランス語ではこう読みます)、サファリーンと呼ばれることもあります。

サフィレットの作られ方がいまだに明らかになっていないということは、ご存知の方も多いでしょう。
一説には「砒素が入っているため、こうした色の変化が生まれた」という話があります。
しかし砒素が入っているから(成分によって)、こうした微妙な色の変化ができたというわけではないようです。
当店の知り合いの方で研究熱心なディーラーさんがいらっしゃり、ヴィンテージサフィレットの成分検査を行った方がいます(作り方はわからずとも含有成分は現在の技術で検査することが可能)。
しかしその方がおっしゃるに、「特に驚くほど特別な成分は入っていなかった」そうです。

サフィレットの秘密はその成分にあるのではなく、(その成分を使った)作られ方が特別だったのでしょう。
そしてそれはかなり凝った(あるいは変わった)方法で、そのため現在でもその作られ方が謎に包まれているのだと思います。
正確な製造方法は判明していませんが、サファイア色をベースに金などの混合物で、その魅惑的な色を出しているようです。

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