サフィレットアンティーク指輪(スクエア、ピンク水色)

最も水色が濃いスクエアのサフィレット 1930年頃のフランス製。
写真ではピンク色と水色が半々ぐらいに見えるかと思いますが、実際見た感じはかなり水色が濃いサフィレットです。
1センチ強のスクエアになったサフィレットが涼しげな指輪です。
ラベンダーがかった淡いピンク色の底から湧き上がる水色は、豊穣なボヘミアの大地を思わせます。
これほど大粒でブルーのシラーがしっかり出る、しかも無傷で状態の良いサフィレットは超希少です。
当店でも二度と出ないと思いますので、どうかお見逃しなく!
セッティングはメイドインフランスがポイント アンティークサフィレット自体はチェコで作られたものですが、この指輪のセッティングはフランスで作られています。
チェコも優れた宝飾品を生み出した地ではありますが、当時の世界でジュエリーデザインではやはりフランスに軍配があがります。
端正なスクエアのサフィレットを生かした、シンプルな銀のフレームは、当時フランスを席捲していたアールデコの影響が見られます。
指輪サイズは11号(サイズ直しは不可)。

  • 幅:10mm 
    高さ:10mm 
    重量:2.5g
  • 販売価格:売り切れました。

サフィレットアンティーク指輪(スクエア、ピンク水色)

世界にひとつだけの一点もの

  • ラヴェンダーピンクの石から沸き立つブルーのシラーの美しさが素晴らしいです
  • クールでデコらしいスクエアのサフィレット。1センチは遠めにも目立ちます
  • ファセットが細かくついているので、シンプルなスクエアなのに表情が豊かです
  • 5-6ミリと厚さがあることで、サフィレットの色合いに奥行きがでています
  • 過不足ないシンプルで機能的な銀のフレーム。アールデコらしい洗練です
  • サフィレットアンティーク指輪(スクエア、ピンク水色)
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サフィレットアンティーク指輪(スクエア、ピンク水色)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

アンティークのガラスジュエリー「サフィレット(Saphiret)とボヘミアの変色ガラス」

ガラスは最も古い「宝石」のひとつです。
古くは紀元前3000年前のメソポタミアとコーカサスの遺跡から発見されています。
いわゆる貴石の代役としての役割も、少なくとも紀元前1500年前のエジプト文明の頃には既に確立されていました。
中世、カラーガラスは主に宗教的な目的に用いられました。
例えば聖骨箱や聖書に飾られました。
非宗教的な用途としては、例外的に子供のジュエリー、そして葬儀用のジュエリーにも使われました。

アンティークやヴィンテージのコスチュームジュエリーの素材として重宝された変色ガラス。
ボヘミア(特に現在のチェコにあたる地域)はハプスブルク文化のお膝元であり、特に20世紀初頭、良質な銀製品、ボヘミアンガーネットのジュエリー、サフィレットのような変色ガラスを生み出しました。
サフィレットはチェコのヤブロネッツ地方で、1860年〜1930年頃作られた変色ガラスです。
下記は当店で販売済みのアンティーク変色ガラスブレスレット(1920年頃、アールデコ)。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

ではそのヤブロネッツ地方とはどんなところなのでしょう?

地理的には、プラハの北東、プラハから車で約1時間半ほどポーランドンドの国境から約1時間の山間に位置しています。
冬はスキーの拠点として有名ですが、16世紀半ばよりガラスの街としてヨーロッパ中に知られていました。
他にもイタリアのムラノ(Murano)などが、ガラスの生産地として有名ですが、17世紀まで繁栄を誇っていたヴェネチアに代わり、一大ガラスの生産地になります。
ボヘミアンガラスは19世紀には、117カ国に輸出されていたそうですからその規模には驚かされます。
ボヘミアでは大小さまざまな生産者がビーズ製作に関わり、人口は100年の間に15倍へと膨れ上がったそうです。

フランスアンティークやヴィンテージにも、ボヘミアンガラスが使われたものがあります。
その内の一つがサフィレット。
19世紀中頃からチェコのヤブロネッツ地方で作られた変色ガラスです。
サフィレットは砒素を混ぜて作るので危険があり、また各工房でそのレシピは門外不出で現在では製造されていない貴重なものです。

下記は当店で販売済みのサフィレットのリング。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

サフィレットはラベンダーがかった淡いピンク色をしており、角度によってブルーやグリーン、茶色のシラーを放ちます。
サフィリーン(フランス語ではこう読みます)、サファリーンと呼ばれることもあります。

サフィレットの作られ方がいまだに明らかになっていないということは、ご存知の方も多いでしょう。
一説には「砒素が入っているため、こうした色の変化が生まれた」という話があります。
しかし砒素が入っているから(成分によって)、こうした微妙な色の変化ができたというわけではないようです。
当店の知り合いの方で研究熱心なディーラーさんがいらっしゃり、ヴィンテージサフィレットの成分検査を行った方がいます(作り方はわからずとも含有成分は現在の技術で検査することが可能)。
しかしその方がおっしゃるに、「特に驚くほど特別な成分は入っていなかった」そうです。

サフィレットの秘密はその成分にあるのではなく、(その成分を使った)作られ方が特別だったのでしょう。
そしてそれはかなり凝った(あるいは変わった)方法で、そのため現在でもその作られ方が謎に包まれているのだと思います。
正確な製造方法は判明していませんが、サファイア色をベースに金などの混合物で、その魅惑的な色を出しているようです。

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