アンティークサフィレット指輪(1920年代チェコ、アールデコ)

大粒のサフィレットが貴重なアンティークリング 1920年代のチェコ製。
直径約9ミリの大粒のサフィレットを真ん中にあしらった、シンプルながら、とても人目を惹く指輪です。
サフィレットはボヘミアの大地を思わせる温かみのあるダークピンク。
見る角度によって、下から浮き上がるように美しい青色が挿すとてもキレイなサフィレット。
昔のダイヤモンドのようにオールドカットされています。
シンプルながら洗練されたデザイン 見る角度や光の当たり具合によって、色の変わる表情豊かなサフィレット。
そんな良質のサフィレットの魅力が、アールデコのシンプルで洗練されたデザインと、細身のシルバーフレームによって、ひときわ際立っています。
サフィレットは原石だけで残っているものはよく見かけますが、オリジナルのままのアクセサリーは少ないです。
オリジナルのアクセサリーになっていないことで余計年代が特定しずらいのですが、巷で出回っているサフィレットは「ヴィンテージ」といいつつ、かなり新しい時代のものがほとんどです。
1920年代の洗練されたデザインのサフィレットリングは、まず見かけることがありません。
サフィレット好きの方に自信を持ってお薦めします!
指輪サイズは15号(サイズ直しは不可)。地金はシルバーで銀の刻印あり。

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  • 幅:9mm 
    重量:1.7g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークサフィレット指輪(1920年代チェコ、アールデコ)

  • 美しくカッティングされていて、様ざまな角度から違う色を楽しめるサフィレット
  • 茶ピンク、写真では写しきれませんでしたが、角度により青色がキレイに出ます
  • 左下部分にわずかなキズ。拡大してこの程度ですので肉眼では気になりません
  • シンプルで美しいシルバーのセッティングがサフィレットによく合っています
  • 光の当たり具合によって底面から青い光が差し、水色にもピンクにも見えます
  • アンティークサフィレット指輪(1920年代チェコ、アールデコ)
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アンティークサフィレット指輪(1920年代チェコ、アールデコ)

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アンティークエピソード

アンティークのガラスジュエリー「サフィレット(Saphiret)とボヘミアの変色ガラス」

ガラスは最も古い「宝石」のひとつです。
古くは紀元前3000年前のメソポタミアとコーカサスの遺跡から発見されています。
いわゆる貴石の代役としての役割も、少なくとも紀元前1500年前のエジプト文明の頃には既に確立されていました。
中世、カラーガラスは主に宗教的な目的に用いられました。
例えば聖骨箱や聖書に飾られました。
非宗教的な用途としては、例外的に子供のジュエリー、そして葬儀用のジュエリーにも使われました。

アンティークやヴィンテージのコスチュームジュエリーの素材として重宝された変色ガラス。
ボヘミア(特に現在のチェコにあたる地域)はハプスブルク文化のお膝元であり、特に20世紀初頭、良質な銀製品、ボヘミアンガーネットのジュエリー、サフィレットのような変色ガラスを生み出しました。
サフィレットはチェコのヤブロネッツ地方で、1860年〜1930年頃作られた変色ガラスです。
下記は当店で販売済みのアンティーク変色ガラスブレスレット(1920年頃、アールデコ)。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

ではそのヤブロネッツ地方とはどんなところなのでしょう?

地理的には、プラハの北東、プラハから車で約1時間半ほどポーランドンドの国境から約1時間の山間に位置しています。
冬はスキーの拠点として有名ですが、16世紀半ばよりガラスの街としてヨーロッパ中に知られていました。
他にもイタリアのムラノ(Murano)などが、ガラスの生産地として有名ですが、17世紀まで繁栄を誇っていたヴェネチアに代わり、一大ガラスの生産地になります。
ボヘミアンガラスは19世紀には、117カ国に輸出されていたそうですからその規模には驚かされます。
ボヘミアでは大小さまざまな生産者がビーズ製作に関わり、人口は100年の間に15倍へと膨れ上がったそうです。

フランスアンティークやヴィンテージにも、ボヘミアンガラスが使われたものがあります。
その内の一つがサフィレット。
19世紀中頃からチェコのヤブロネッツ地方で作られた変色ガラスです。
サフィレットは砒素を混ぜて作るので危険があり、また各工房でそのレシピは門外不出で現在では製造されていない貴重なものです。

下記は当店で販売済みのサフィレットのリング。

アンティークサフィレットの指輪(ひし形、ラヴェンダー、ダークピンク)

サフィレットはラベンダーがかった淡いピンク色をしており、角度によってブルーやグリーン、茶色のシラーを放ちます。
サフィリーン(フランス語ではこう読みます)、サファリーンと呼ばれることもあります。

サフィレットの作られ方がいまだに明らかになっていないということは、ご存知の方も多いでしょう。
一説には「砒素が入っているため、こうした色の変化が生まれた」という話があります。
しかし砒素が入っているから(成分によって)、こうした微妙な色の変化ができたというわけではないようです。
当店の知り合いの方で研究熱心なディーラーさんがいらっしゃり、ヴィンテージサフィレットの成分検査を行った方がいます(作り方はわからずとも含有成分は現在の技術で検査することが可能)。
しかしその方がおっしゃるに、「特に驚くほど特別な成分は入っていなかった」そうです。

サフィレットの秘密はその成分にあるのではなく、(その成分を使った)作られ方が特別だったのでしょう。
そしてそれはかなり凝った(あるいは変わった)方法で、そのため現在でもその作られ方が謎に包まれているのだと思います。
正確な製造方法は判明していませんが、サファイア色をベースに金などの混合物で、その魅惑的な色を出しているようです。

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