アンティーク金細工ピアス(フリンジ 古代様式エトルリア)

ルーペで見てもどこまでも細かい!気が遠くなりそうな金細工をご堪能ください ゴールドだけでできた、高度な金細工が施されたピアスです。
先端がフリンジになったデザインですが、フリンジはすべてゴールドを編みこむことで作られているのですから、驚きです。
左右それぞれ9つのフリンジが優雅に揺れます。
フリンジを良く見ますと左右それぞれ2本のゴールドを表裏、つまり1本のフリンジは合計4本の金線を編みこまれるようにして作られていることが分かります。
もちろん手作業でなければ出来ない仕事です。
フリンジの先端は、ゴールドを丸めて粒金のようにして仕上げてあります。
ぱっと見たところも美しいピアスですが、ルーペで拡大しても見飽きることのないミクロの楽しみが拡がります。
細工モノのアンティークジュエリーがお好きな方にはたまらない一点です。
古代エトルリア様式の影響を受けたピアスです このピアスは19世紀の中期から後期にフランスで製作されたピアスだと推定できますが、どこか古代を思わせる装飾様式ですね。
ヨーロッパの宝飾界では、1850年以降から「エトルリア様式」が流行しはじめます。
このピアスは緻密な金細工の他、フリンジの上部の一番幅が大きくなっている部分の装飾等に、エトルリア様式の影響が見られます。
古代を思わせるエギゾチックな模様と、この部分だけ少し黄緑帯びた明るいイエローゴールドになっているのも、やはり古代の金色を模しています。
その更に上部には紺色のエナメルが施されていますが、一部年月と共に薄くなっているところがあります。
凝った金細工、古代を感じさせる装飾様式。
アンティークジュエリーの中でも珍しい特徴を持つアンティークピアスです。
地金は18金ゴールド。

  • 幅:6mm 
    高さ:23mm 
    重量:3.8g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク金細工ピアス(フリンジ 古代様式エトルリア)

  • ピアスの多くを占めるフリンジが細く長く、優美に揺れます
  • 横幅が6ミリ 縦幅が針を含めずに2.3センチ程になります
  • フリンジの上の古代模様やその上のブルーエナメルも魅力
  • 拡大するとフリンジ部分の金細工の気の遠くなるような緻密な仕事が分かります
  • 赤く囲った箇所にフランスの18金の刻印が押されています
  • アンティーク金細工ピアス(フリンジ 古代様式エトルリア)
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アンティークエピソード

エトルリア(エトルスカン)様式、ギリシャ様式のアンティークジュエリー

エトルリア人は北イタリアを中心に繁栄した民族です。
エトルリア文明は中央イタリアで紀元前750年ごろから発展し始めました。
言語や社会はいまだに多くが謎に包まれたままですが、その最盛期であった紀元前600年-350年の間には既に高度な金細工が発達しています。
その高度な技術と斬新なデザインは現在の装身具にすら影響を与えています。
ローマ人はエトルリアの征服を紀元前311年に始まった戦争の間に開始し、エトルリア人最後の都市はローマにより紀元前265年に征服されたました。
この年こそエトルリア文明の最後の年です。 エトルリア人は、ギリシャとフェニキア文明の影響を受けています。
エトルリア人はギリシャから影響を受けて、スカラベ付きスイベルリングを使い始めます。
特に有名なのが微細な粒金細工と撚り線細工で、指輪を飾るのにグラニュレーションを用いました。

ヨーロッパの宝飾界では、1850年以降から「エトルリア様式」が流行しはじめます。
イタリア各地で発掘された古代の遺品から当時を模したジュエリーが生みだされました。
特に有名なのがカステラーニ一族、ジュリアーノ一族です。

フォルトゥナート ・ピオ・カステラーニ(1794-1865)(1793ー1865年)はローマのゴールドスミス、19世紀イタリアの著名な宝飾家です。
ミケランジェロやカエターニと協力して、エトルリアと古代ギリシャのジュエリーの研究と再現に専念し様々な技法を駆使したゴールド・ジュエリーで有名となり、大成功を収めます。 カステラーニが、古代エトルリアのジュエリーに関心を深めたのは1820年代の後期といわれています。 ゴールドのグラニュレーションの復活に専念して、息子のアレッサンドロ(1822-83)およびアウグスト(1829-1914)とともに模造の製作に成功、世界的に有名になります。 カステラーニは1851年に引退。 2人の息子たちが考古学ジュエリーにまでその活動を広げ、ビザンチンおよびカロリング朝スタイルもそのカステラーニ家のジュエリーに取り込んでいきます。
彼らの細工品はイギリスで非常に人気を博すとともに、当時のイタリアやフランスで広範に模倣され、エトルリアブームが起こるのです。

またフランスのアンティークジュエリーには、ギリシャの影響が見られるジュエリーもあります。
1850-70年頃は、フランス文化は、ナポレオンのエジプト遠征時代によって、古代ギリシャやローマから多大な影響を受けます。
当時エギゾティックなアーカンサスの葉やパルメット模様、ギリシャの壺、凱旋門や鷲、月桂樹、ローマの文様などが好んでフランスのジュエリーに取り入れられました。

ところで19世紀に古代を模倣して作られたアンティークジュエリーではなく、オリジナルの古代ジュエリーは市場にはほとんどでてこないものですが、どこへ行ったら見ることができるのでしょうか?
お薦めなのが、国立考古学博物館です。
ギリシャのアテネにある世界屈指の美術館です。
保有しているジュエリーは古代のものなので、石のついたジュエリーではなく、ほとんどが金の細工品です。
古代ギリシャ文明に作られた金細工が特に充実しているそうです。

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