アンティークスタッドピアス(ダイヤモンド、ホワイトゴールド、アールデコ、星)

長時間身に着けることができて、しかも失くさないアンティークピアスとは? スタッドピアスとは、ピアスポストが真っ直ぐになっていて、キャッチなどの留め具で固定するタイプのピアスのことです。
シンプルデザインで飽きが来ず、普段使いからドレスアップ時まで、着けこなせるのが魅力です。
しかしアンティークジュエリーではピアスは18世紀から現代にくらべると大ぶりのピアスデザインが好まれ、またライン的にも縦長のドロップタイプのピアスが多いので、このようなスタッドタイプのピアスは少数派です。
当店でも改めて数えてみましたらこれまでで4点しか扱えておりません。
20世紀になってようやく流行したピアスデザインなので、スタッドタイプのアンティークピアス必然的に少ないのです。
1930年代らしく、全てがホワイトゴールドで統一された清涼感あるピアスです。
モチーフ部分は直径わずか5ミリ。
耳元に小さく収まり日常使いしやすい一方で、長い爪で高さがあり、特に横から見たときに現在のピアスにはない高級感があります。
24時間着けっぱなしにすることができて、かつどんな席に出ても胸を張ってられるクラス感のあるいピアスと言うのは、(アンティークであれ現代ものであれ)滅多にございません。
色々気を使わずに着けっぱなしに出来るピアスが欲しいという方、必見です!
きらりと光る一粒の星のダイヤモンド スタッドピアスは、、シンプルなデザインであるだけに宝石本来の美しさが引き立つところも良いです。
中心に無色透明の美しいオールドヨーロピアンカットダイヤモンドがセッティングされています。
このセッティングが凝っていて、台座の中にダイヤモンドを深く埋め込み、その周りを粒金でお花のように飾っています。
粒金部分よりダイヤモンドが深く埋め込まれており(現代では考えられないセッティングですね)、お花の中を覗き込むとダイヤモンドが煌いているイメージです。
粒金のお花の外側は星の形に、そして高い爪を下った更にその外周は今度は花びらの形になっています。
外側の台座はフランスのアンティークピアスによく見られるデザインで、「キンポウゲ」の花びらの形をしています。
正面から見たときは小さく見えるピアスですが、凝ったダイヤモンドセッティングや長い爪、何重にもなった台座、台座下の透かし。
ダイヤモンド自体は小粒でさりげないですが、アンティークらしい上質なピアスです。
1930年頃のフランス製。

  • 幅:5mm 
    高さ:15mm 
    重量:2g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークスタッドピアス(ダイヤモンド、ホワイトゴールド、アールデコ、星)

世界にひとつだけの一点もの

  • 写真は拡大してますが、最大横幅が5ミリ程。驚くほど正確なラインです
  • 清潔感があり、耳元にコンパクトに収まります
  • ピアスキャッチは円形のギザギザの所を左右同時に押すことで開きます
  • 小粒で深く埋め込まれていますが、透明度の高い綺麗なダイヤモンド
  • 正面から見る小ささとは対照的にヘッドの深さが大きく取られたデザインです
  • アンティークスタッドピアス(ダイヤモンド、ホワイトゴールド、アールデコ、星)
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アンティークスタッドピアス(ダイヤモンド、ホワイトゴールド、アールデコ、星)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

アンティークジュエリーでホワイトゴールドはいつから存在するか?

アンティークジュエリーでもホワイトゴールドは使われます。
「ホワイトゴールドのジュエリーは1920年以降ぐらいにしか作られなかった」とおっしゃるディーラーさんもいらっしゃるようですが、これは完全に間違いです。
全体がホワイトゴールドで出来たジュエリーは確かに1920年頃からのジュエリーに多いのですが、ダイヤモンドの台座周りなどごく一部にホワイトゴールド(グレイゴールド)を使う方法は1900年頃のジュエリーによく見られますし、ホワイトゴールドそのものは1870年頃から存在します。
そして全体がグレイゴールド(ホワイトゴールド)のジュエリーも、フランスでは早くは1910年頃のジュエリーに見られます。

具体例とともにご紹介しましょう。
例えば下記はフランスの権威あるジュエリー専門のオークション会社のカタログからの抜粋です。

ホワイトゴールドブローチ
「1910年頃、グレイゴールド(or gris)の円形ブローチ」と記載されています。」。
この時代に既にホワイトゴールドは存在し、しかも単独でジュエリー全体に使われていることが分かります。
ちなみにホワイトゴールドとグレイゴールドの違いですが、基本的に同じものです。

下記もフランスの権威あるジュエリー専門のオークション会社(現地の専門家が複数人で査定してます)のカタログより抜粋します。

ホワイトゴールドとプラチナのブローチ
「1900年頃、プラチナとグレイゴールド(ホワイトゴールド)」と記載されています。
1900年頃に既にホワイトゴールドが存在し、このジュエリーではプラチナと張り合わせで使われています。

また「1920年代以降のアールデコのジュエリーで、ホワイトゴールドでできたものは質が悪いジュエリー、あるいはフェイクアンティークジュエリーの場合が多い。」とおっしゃるディーラーさんもいるようですが、良識あるフランス人ディーラーが聞いたら卒倒してしまいますし、私も聞いてショックを受けました。

ホワイトゴールドとプラチナのアンティークジュエリーの違いは、美しさやクオリティーの良し悪しにあるのではありません。
あえて言うなら「希少さ」です。
確かに当時、プラチナはゴールドに比べてずっと高価な金属であるのと同時にゴールドより硬く、「珍しいもの」だったのです。
「数が少ない=希少性のあるもの」がアンティークの世界では後年より高額で取引されていくことになります。
そこから一人歩きして「プラチナのアンティークはハイクオリティー」という説が出てきたのでしょう。
しかしプラチナは特徴としてよく伸びるのですが何といっても硬く、こまかな金細工を施すにはホワイトゴールドのほうが適していることも多々ありました。
どちらが良いかはジュエラーがケースバイケースで判断、もちろん好みもあります。
カルティエはいち早くプラチナを好んだとか、そういう違いもあります。

しかしホワイトゴールドでも良質なアンティークジュエリーが作られています。
下記は1925年にブシュロンが製作したジュエリー。
上記は外縁の白い金属がホワイトゴールド、下の作品はメインの白い金属がやはりホワイトゴールド(グレイゴールド)です出来ていることが明記されています。

ブシュロンアールデコ

説明文の「or girs」がグレイゴールドと言う意味です。
もちろんハイクオリティーな正真正銘のアールデコジュエリーです。

フランスは歴史的にゴールドが好きな民族で、早くからハイカラット(18金)ゴールドでのジュエリーの製作が始まっていますから、20世紀初頭にプラチナが市場に出始めてそれはある部分では一世を風靡しますが、それ以前のゴールドで作られるジュエリーが完全に取って代わることはありませんでした。
ゴールドの方が柔らかく細工がしやすいため、適性によって使い分けています。
ちなみに優れたアールデコのジュエリーはプラチナやホワイトゴールドだけでなく、時には銀でも作られています。
下記は1912年かのジャン・デプレが製作したネックレス。

銀とゴールドのネックレス
銀(argent)とイエローゴールド(or)を用いてることが明記されています。
年代的には少し早めですが、完全なアールデコのジュエリー、もちろんハイクオリティーなのは言うまでもありません。

ホワイトゴールド(グレイゴールド)の関しては、イギリスに関しては事情が異なるところがあります。
イギリスとフランスでは主たるゴールドのカラットが異なり、特にカラーゴールドの発展の仕方は異なるところが多いのです。
どの世界でも適当なことを言う人はいて、ヨーロッパのディーラーさんもそれは同じです。
しかし何か聞いてそれをそのまま鵜呑みにするのではなく、調べないとそのまま誤った情報を伝達してしまうことになります。
ディーラーであればそれが本当に正しいのかを実例と共に検証していかなくていけないのです。
地味な作業ですが、実例と共に考察を深めていくことで、ようやく正確な知識が身についていきます。

アンティークエピソード集 のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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