珊瑚と真珠のアンティークピアス(エスカルゴ、螺旋)

美食の国フランスならではのエスカルゴのデザイン 1920年頃のフランス製。
「真珠と珊瑚」という当時最も好まれた、海の2大宝石を使ったピアス。
真珠と珊瑚がゴールド色の線で縒られて、螺旋状に巻かれています。
この形は、そうエスカルゴです!
こんなにグルメなピアスは、食の国フランスでしか生み出されないでしょう。
綺麗な形状を保持するワイヤーライン とかくその独創的なモチーフに注目が行きがちですが、その独創的なデザインを支える高度な技術も特筆に価します。
美しい天然真珠と天然珊瑚に小さな穴を開けて、そこにヴェルメイユでできた線を通しています。
この穴が非常に小さく、珊瑚と真珠に退色が見られないことが、この時代の技術の高さであり素材の良さなのです(現代の真珠層の薄い養殖真珠ならあっという間に退色してしまうのです)。
全体はヴェルメイユ(銀の上に金を上塗り)で、この金属の線の部分もヴェルメイユになっています。
細いのにしっかりとバネが効いていて、美しいエスカルゴの形が崩れずに保たれているところが素晴らしいです。
また全体はアールデコ期らしい縦長のすらりとしたピアスで、エスカルゴの螺旋状の部分などに、アールデコらしい幾何学的なラインが出ています。

  • 幅:26mm 
    高さ:61mm 
    重量:4.2g
  • 販売価格:64,800円(税込み)

珊瑚と真珠のアンティークピアス(エスカルゴ、螺旋)

世界にひとつだけの一点もの

  • 優しい色合いの素材にアールデコらいいシャープなデザインがカッコいいです
  • 長さが6センチ程と縦長なのでスラリと綺麗に着けることができます
  • 片側80粒、合計約160粒の天然真珠は昔ならではの贅沢です
  • 留め具の前面にはヴェルメイユで四葉の形が彫られています
  • 金より落ち着いた色合いのヴェルメイユが宝石たちとしっくり合っています
  • 珊瑚と真珠のアンティークピアス(エスカルゴ、螺旋)
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珊瑚と真珠のアンティークピアス(エスカルゴ、螺旋)

[通販価格:税込] 64,800円 (送料について)

アンティークエピソード[Antique episode]

珊瑚を使ったアンティークジュエリー(エンジェルスキン 天使の肌のコーラル)

パールとともに海の二大宝石と呼ばれるコーラル(珊瑚)。
珊瑚は、宝石の中でも珍しい有機物質の宝石です(大半の宝石は鉱物系)。
宝石として使われる珊瑚は、いわゆる「サンゴ礁」などと異なりずっと深海に生息する硬質のサンゴです。
ポリプ(サンゴ虫)の触手が8本に分かれていて(珊瑚礁は、触手の数が6本です。)、多くは太陽の光が届かない深く冷たい海の底でひっそりと生息しています。
数百ミクロン程度までの微小な浮遊物などを捕食して、ゆっくりと成長します。
わずか1cm成長するのに、50年近くかかる種類もあるのだとか。
磨くと美しい光沢を放ち、その赤い色が当時の女性の舞踏会用のドレスによく合い、女性の顔色を健康的に若々しく見せてくれると重用されました。

アンティークジュエリーで用いられる珊瑚としては、19世紀にイタリア、ナポリ湾で取れたもの。
フランス、ニースを中心とする地中海沿岸部でとれたものが有名です。
ヨーロッパではコーラルは彫刻されてカメオとして使われたり、自然の形のままでネックレスやブレスレット、リング、ピアスにされ愛されました。
下記は販売済みですが、当時セットで見つけた珊瑚のピアスとブローチです。

アンティーク天然サンゴピアス(お花、18金ゴールド)

アンティーク天然サンゴブローチ(地中海珊瑚、18金ゴールド) 珊瑚は赤系色の珊瑚で、赤、オレンジ赤、ピンク、白色に大きく分けることができます。

ヨーロッパのコーラルの色もオレンジレッド、血赤色、ピンク色など様ざまです。
下記はくっきりとしたオレンジ色の珊瑚が鮮やかなピアスです。

アンティーク珊瑚ピアス(地中海サンゴ、19世紀)

ピンクがかったものやオレンジ色、濃いものから薄い色までと、実にさまざまな自然の色が存在する珊瑚ですが特に価値が高いといわれるのが、「ポーダンジュ(天使の肌) Peau d'ange (英語でangels skin) 」と呼ばれる色の珊瑚です。
ローズ(薔薇)の色を深くしたようなサーモンピンクで、特にアールヌーボー期に好まれます。
アンティーク珊瑚の大半はオレンジ色ー赤色の珊瑚ですので、「エンジェルスキン」のピンク色の珊瑚は少ないです。
下記はやはりアールヌーボーの頃のエンジェルスキンの珊瑚のネックレス。
粒も大きく色もくっきり、これだけ美しい珊瑚は当店としても初めてです。

天使の肌 アンティーク珊瑚のネックレス

また下記は2010年頃のフランスのジュエリーオークションに出品されていた、やはりエンジェルスキン珊瑚のネックレスです。
「peau d'ange」がフランス語でangel skinを意味します。
上記の当店扱いのネックレスとノットの部分の色合いまでが同じだったのでドキッとしました。

エンジェルスキン珊瑚
ピンク色は濃さがあるほど良いです。
下記はカルティエ製のヴィンテージの指輪ですが、珊瑚自体は上記のネックレスの方が上質です。

カルティエヴィンテージ指輪(珊瑚、ダイヤモンド、サイン入り)

最上級のエンジェルスキンの珊瑚は今日、1グラム220-230ユーロ(2017年1月現在1グラム27,500円程)で取引をされることもあるのだとか。
つまりゴールドより高い価格がつけられることがあるのです。

日本でもこのようなピンク色の珊瑚が「桃さんご」と呼ばれ、高知近海で採れたようですが、今では採取されていないそうです。
アンティークジュエリーで用いられている珊瑚は、特にフランスはかつてニースを中心とする地中海沿岸部で豊かに珊瑚が採れたということもあり、その大半が地中海沿岸部で取れたものです。

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