どんどんと希少になっているアンティークダイヤモンドピアス
1910年頃のフランス製。
こうした小ぶりで細工の凝ったダイヤモンドは、アンティークジュエリーの定番中の定番です。
しかし近年、こうした状態の良いピアスをこのようなリーズナブルなお値段で提供することは、どんどんと難しくなってきています。
使いやすいデザイン、長い年月使える丈夫さから、なかなか市場に流通しないので、気に入ったデザインを見つけたら迷わずに決めることをお薦めいたします!
真珠とダイヤモンドのゴールデンコンビ
全体はふっくらとお花の形をしています。
ホワイトゴールドでできた8つの花びらの先に小さなダイヤモンドがゴールドに入り込むように深く埋めこまれています。
ダイヤモンドとは対照的に、中心の小さな天然真珠はゴールドの爪で高く持ち上げています。
埋めこまれたダイヤモンドはすべてローズカットダイヤモンドで小ぶりながら透明感があり、深遠に輝きます。
中心の真珠も磨耗などがない良い状態で、横から見たときも見栄えがする造形的な作りになっています。
ダイヤモンドの台座にホワイトゴールドを、その他の部分にイエローゴールドを使用。
2つのゴールドが巧みにいりこんでいることで、どんなお洋服にも合わせることができ重宝します。
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真珠の良さを本当に理解できるようになるには、やはり良質な真珠を出来るだけたくさん見ることです。
その良いサンプルとなるのは、アンティークジュエリーの中でピアスやネックレス等、複数の真珠が使われているジュエリーです。
その真珠の照り、色、巻き。
また天然真珠は一見真円に見えても、よく見るとわずかに歪んでいることが多いです。
そしてその歪みは1粒ずつ異なることが多いのです。
左右で1対を成すピアスの場合、よく見るとその形が微妙に異なることが多く、天然真珠の特徴を掴みやすいです。
下記は当店で販売済みの天然真珠のピアス。
この手の、真珠の周りに台座や爪などの遮りのないタイプのピアスが一番、見やすいサンプルです。
真珠はダイヤモンド等と一緒に用いられることも多く、その場合このような比較的小ぶりの天然真珠が用いられていることも多いです。
天然真珠は、一粒ずつ微妙に色の拡散の仕方が異なることが多いです。
同じ系統の色合いで揃っていても天然のものなので、内側から出る照り、色の拡散の仕方がそれぞれ異なります。
これは、天然真珠の大きな特徴です。
現代ジュエリーですとそれはむしろマイナスポイントなのかもしれませんが、天然真珠の場合、ある意味当然なのでマイナス要因ではなくむしろ味わいです。
一方、初期の頃の養殖真珠も天然パールとは別に評価が上がってきています。
下記は当店扱いの20世紀初頭の養殖真珠のピアスです。
美しい照りと巻きを持ったボリュームある真円の養殖真珠が用いられています。
小粒のことが多い天然真珠にはない魅力があります。
粒が揃っていて大きさもあるので小粒な天然真珠よりは価格としてはむしろ高くつくこともあります。
下記もアンティークならではの面白いピアスです。
一面に敷き詰められているのは何とマザーオブパールです。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。