ギロッシュエナメルネックレス (ギロシェ ロケットペンダント アメジスト)

チェーンまでエナメルの入ったギロッシュエナメルのペンダントネックレス 今回の買い付けの中で出会った美しいジュエリーの一つです。
エンジンターンの美しい線模様が放射線状に広がるエナメル。
紫色でギロッシュエナメルが実に良い状態で残っています。
稀有なのは、チェーン部分のエナメルまでしっかり残っていること。
筒状に施されたチェーン部分のエナメルはペンダント部分と同色の紫色、そして白色がアクセントカラーで入っています。
チェーン部分のエナメルには僅かにエナメルが薄くなりかかっているところもありますが、経た年月を考えると非常に良い状態と言えます。
このチェーン部分のエナメルは良く見ますと、四隅に銀の線が入れられています。
しかもエナメルが紫のところには先から先まで、白い箇所には短めに入っています。
隅は一番磨耗がおきやすい場所ですので、このようにしてエナメルが剥げるのを防いでいるのです。
こうした恐ろしいほどの手間のかけられ方を見ますと、改めて良質なアンティークのエナメルジュエリーこそお買い得なものはないと思います。
瀟洒な花綱(ガーランド)模様 こうした美しいオリジナルのチェーンまでついたギロッシュエナメルは、アンティークの懐中時計に時々見られ見ますが(驚くほど高価で取引されています)、こちらはロケットペンダントになっています。
ロケットとしても良い状態でペンダント部分は直径2.8センチと十分な大きさがありますから、写真等を入れるにも重宝です。
そして嬉しいことにペンダント部分には花綱(ガーランド)の模様が描かれています。
そのことからも19世紀後期-1900年頃、ベルエポック時代のフランスで製作されたと推定できます。
チェーンは53センチと長さがあり、洋服の上からもゆったりつけることの出来る長さです。
地金は銀製になります。

  • 幅:530mm 
    高さ:28mm 
    重量:19.5g
  • 販売価格:売り切れました。

ギロッシュエナメルネックレス (ギロシェ ロケットペンダント アメジスト)

世界にひとつだけの一点もの

  • ペンダントにセットされた紫石も、その上部にセットされた紫石もアメジストです
  • 円筒状のチェーンが装着時もしなやかで付け心地が良いです
  • ギロッシュエナメルの上にガーランドも装飾、天然真珠も入っています
  • 光を浴びるとより美しく浮かび上がるエンジンターニング模様
  • ロケットの開閉状態もよく、内部の状態も良いです
  • ギロッシュエナメルネックレス (ギロシェ ロケットペンダント アメジスト)
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ギロッシュエナメルネックレス (ギロシェ ロケットペンダント アメジスト)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

エナメルのアンティークジュエリー「ギロッシュ(ギロシェ)」

アンティークジュエリーで時々登場するエナメル。
その柔らかな質感は、どんな高価な宝石を使用したジュエリーにもかえがたい魅力があります。
繊細で高い技術を要するエナメルジュエリーは、現代のジュエリーでは見られなくなってしまっているので、良質なエナメル使いはアンティークジュエリーの醍醐味の一つです。
いくらお金を出そうと、現代のもので同レベルの美しさを持ったエナメルジュエリーを手に入れることはできないです。
アンティークのエナメルジュエリーももともと数が少なく、今後ますます手に入らなくなること必至です。

エナメルはその技法もバラエティに富んでいますが、基本的には粉末のガラス質のエナメルで、金属やガラスなどに焼き付けたり、そこに絵を描いたりしたジュエリーを指します。
その歴史は古代エジプトにさかのぼり、19世紀後半にかのジュリアーノ一族によって一躍脚光を浴びます。
19世紀後半にルネッサンス様式に着想を得たエナメルの重ね塗りで、一世を風靡。
白・黒、ブルー・白の点描などが有名です。
カルロジュリアーノの二人の息子、カルロとアーサーが父の跡を継ぎ、ジュリアーノ一族のエナメルワークは更なる発展を見せます。
またスイスジュネーブのスイスエナメル、フランスリモージュ地方のリモージュエナメルも人気です。
アールヌーボー時代には、透明なエナメルも好んで用いられました。

フランスアンティークジュエリーに使われているエナメルの色は限られています。
多いのが、黒エナメル。
黒は額縁のような効果をもたらしますので、特にダイヤモンドや真珠などとあわせて使われることが多かった色で、濃淡は様々です。
そして続いて青色のエナメル。
特にフランスのアンティークジュエリーでは、鮮やかな青や水色を好んで使われました。
その他、アンティークジュエリーに登場してくるエナメルは赤色、緑色、紫色ぐらいです。
白を使ったエナメルもありますが、部分的な使い方が多いです。
濃い目の色が多いのは、やはりジュエリーの中でエナメルは額縁のように全体を引き締める効果のために使われることが多かったからでしょう。

「ギロッシュ(ギロシェ ギヨッシュ)エナメル guilloche」もアンティークジュエリーに使われたエナメル技法のひとつです。
ギロシェエナメルとは、通常のギロシェ(エンジンターンを使って金属にギロシェを施す)の上に、透明あるいは半透明のエナメルをかけて下地の線刻模様を浮き出す技法のことです。 ギロッシュエナメルアンティークロケットペンダント(金細工、ダイヤモンド、真珠)

彫金加工された金属の表面に透明から半透明の釉薬をかけます。
金属の表面に同心円、放射状など繊細な模様を彫りこみ、そのうえに半透明のエナメル質をかけるのです。
金属の彫刻の上にエナメルをかけると、彫刻の深い浅いによって、エナメルの色が濃淡が生まれ、色合いの深みにつながります。

帝政ロシア時代の奇才ファベルジェ(1846-1920年)の得意とした技法として知られています。
下記は数年前にササビーズに出展されていた、ファベルジェのギロッシュエナメルのシガレットケース(推定1904-1908年)。
これだけの作品ですが銀製です。

ファベルジェ

エナメルの色合いの美しさと彫りの美しさの両方を楽しむことができる、アンティークジュエリーにおいても非常に愛され、探されているジュエリーです。

カルティエも特に20世紀初頭、時計などを中心にこのギロッシュエナメルを好んで用いています。
下記は推定1920年頃、カルティエのカフスボタンです。
小さな面積の中に美しい、ギロッシュエナメルが施されています。

カルティエ カフスボタン

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