アールデコ淡水パールネックレス(クリスタル、ドレスジュエリー)

ザ・アールデコのドレスジュエリー 1920年代、「グレートギャツビー」の映画の舞台から飛び出してきたようなザ・アールデコのドレス用ネックレス。
絢爛豪華とはまさにこのことで、何と21連に連なった淡水パールとクリスタルがボリューム一杯に胸元に広がります。
あまりにたくさんの淡水真珠が使われているので数え切れないのですが、1連につき8粒から18粒ほど使われています。
(これが21連あるのですから、数え切れない量です。) またクリスタルはシャープな六角錐のようなかっこいい形。
こちらもまた数え切れません。
手にするとそして首にしたときのそれなりの重量感が心地よいです(約250グラム程)。
黒いドレスにシンプルにこのネックレスをまとえば、20年代のパーティシーンにタイムスリップ。
結婚式など華やかな席に重宝です。
ゴージャスながらアンティークならではの上品さがあり、派手になりすぎずシックに決まるところも素晴らしいです。
気の遠くなるような緻密で大量の仕事がなされたジュエリーです 贅沢なのは素材だけでなく、その手のかけられ方。
パールもクリスタルも一点ずつ穴が開けられていて糸通しされており、更に石と石の間は、小さなパールビーズ、クリスタルビーズでつながっています。
これが21連、何と言う仕事の量なのでしょう。
とめ具部分は銀製で、留め具と連をつなげる部分には、いかにも高級そうな糸が無数にまきつけられています。
留め具とこの糸の部分、そして糸の通し直しの作業は後年にやり直されたものと推定されます。
後年と申しましても、その仕事ぶりから現代ではなく、1970-80年代ぐらい製作のものと思われます。
特に糸の部分の作業は、オートクチュールならではの仕事がなされています。
パリにはオートクチュールの製品化を請け負う昔ながらの工房がいくつかあるのですが、おそらくそうしたところで膨大な手間と時間をかけられてオリジナルから手を入れられたものと推測されます。
20年代らしい大胆なデザイン、そしてそれを支える膨大な量の手仕事、後年になってそれを後世に残すためにかけられた時間や費用。
稀有な美しさのジュエリーが引き寄せたいくつもの幸運。
現代に至るまでこれほど完璧に美しい状態で残っているところも素晴らしいです。
ネックレスの長さ(一番首元に近い浅い連)が41.5センチ。
注:ネックレス自体にかなりの大きさとボリュームもあり、その全体像を伝える写真が巧く撮れておれません。
実物は数倍素敵です。
大変申しわけございません。

  • 重量:250g
  • 販売価格:売り切れました。

アールデコ淡水パールネックレス(クリスタル、ドレスジュエリー)

世界にひとつだけの一点もの

  • 何と21連、実際に首につけていただくとより横にも広がり非常に華やかです
  • 首元の一番浅い所から下まで計るとなんと22センチにも及ぶ壮大なネックレス
  • 真珠は(個体差がありますが)約6ミリx8ミリ、クリスタルは6ミリx1センチ
  • 真珠とクリスタルをつなげるビーズ、クリスタルは無色とレモン色のビーズ
  • この糸の巻きはまさにオートクチュールの技、美しいだけでなく非常に堅牢です
  • アールデコ淡水パールネックレス(クリスタル、ドレスジュエリー)
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アールデコ淡水パールネックレス(クリスタル、ドレスジュエリー)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

様々なアンティーク真珠(バロック、淡水、マザーオブパール、シードパール、クロチョウガイ)

真珠には天然真珠、養殖真珠という区分け以外にも産地や組成などにより、たくさんの呼称があります。
アンティークジュエリーでよく出てくる代表的な真珠の呼称をまとめると以下のようになります。

1)バロック真珠
形成される段階で偶然に変形した歪んだパールのことです。
真珠が形成される初期段階で、核の周りに異物が付着し、そのまま形成されて変形が生じるためであるといわれています。
自然の中での偶然の結果なので、この世に二つと同じ形は存在せしないという、魅力があります。
現在では、市場でまわる真珠のほとんどが養殖真珠であるため、皆無になってしまいました。
アンティークジュエリーでは、ルネッサンスの頃から好まれて使用されて、19世紀末頃までのジュエリーに見ることができます。
下記は当店で販売済みのバロック真珠が主役の指輪です。

アンティーク天然バロック真珠指輪(ダイヤモンド、アールデコ、1920年代)
2)マベ真珠。
母貝をマベ貝とする真珠のことです。
アンティークジュエリーにおいても珍しいですが、時々出てきます。
現代ではマベ真珠はほぼ全てが養殖で天然のものは皆無ですが、当時はもちろんそんな技術はなく天然です。
マベ真珠の養殖の技術は1970年代にTASAKIが開発しました。
貝殻の内側に人口の核や樹脂を貼り付けて、養殖します。
現在ではマベパールは高価なイメージがないかもしれませんが、天然のマベ貝はまず母貝であるマベ貝の絶対量が少ないこと。
そして激しい潮流の中で生息しているため、小さな異物が入っても体外にすぐに出してしい、他の貝のよりもずっと真珠が出来にくいことで大変希少価値があります。
下記の指輪のマベ真珠は真円に近いですが、色々な形があります。

アンティークマベ真珠指輪(オフホワイト天然真珠、ダイヤモンド)
アンティークのマベ真珠には何ともいえない美しい照りがあり、お探しのコレクターの方も多いです。

3)シードパール(芥子真珠)
アンティークジュエリーで見られる極小の真珠のことです。
アンティークジュエリーでは時には1ミリにも満たないようなシードパールをネックレスなどに用いていました。
アンティークジュエリーで使われているシードパールは全て天然真珠になります。
かつて天然真珠は、剥いた貝の身を桶に集めて炎天下に置き、腐敗してどろどろになった頃を見計らって海水で洗い流し、溜まった真珠を取るといったやり方で採集されていました。
そのため大粒の真珠はもとより、小粒のものも確実に集めることができたのです。
そのようにして採取されたシードパールがヨーロッパに渡り、細工を施されてさまざまなシードパールジュエリーが作られました。
シードパールジュエリーは、19世紀のヨーロッパで黄金期を迎えます。
ケシ真珠に穴を明けて細い糸を通し(真珠が小さいだけにきわめて難易度の高い作業です)、マザーオブパールの台座に縫いつけてネックレスにされたり、ゴールドの線を通してペンダントやブローチにされたりしました。
1つのネックレスを作るのに、時には1000粒以上のシードパールが使われれたこともあります。

下記はシードパールがフィリグリー金細工のゴールドの線に通されたブレスレット。
気が遠くなる緻密な作業です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

真珠の価値としましては昔の天然真珠であってもこれほど小さな真珠は単体では、それほど大きな価値は持ちません。
しかしたくさんの芥子真珠をあしらったものはやはりとても希少で、また真珠の数が増えれば増えるほど膨大な手作業を要します。
その作品に対して高い価値が認められています。
アンティークのシードパールの中には、淡水真珠でできたものもあります。
もちろんこの時代ですので淡水の天然真珠です。
その場合には、きちんと淡水のシードパールと明記させていただいております。

4)淡水真珠
アンティークジュエリーでも淡水パールを使ったジュエリー(主に1920年代以降のコスチュームジュエリー)は時々見られます。
淡水真珠とは海で採れる真珠ではなく、湖や川で採れる真珠のことです。
天然真珠は人工的ではなく自然に異物が貝に入り込み、そこから時間をかけて真珠層が形成されるため石のほとんどすべてが真珠層でできているのですが、淡水真珠も100パーセント真珠層で作られています。
価格的には海の天然真珠にかないませんが、それでも昔の淡水真珠は真珠層が厚く光沢もよく、現代の淡水真珠と比べ物にならないほど美しいです。
時に海の天然真珠と見分けが困難なほどですが、淡水真珠のほうがフラットな輝きであることが多く、隣において見比べますと分かりやすいです。
コスチュームの淡水真珠のアンティークジュエリーは価値的には真珠そのものにあるというより、その時代を反映したデザインや細工の面白さなどが魅力です。
下記は当店で販売済みの淡水パールのネックレス。
ボリュームのある面白いコスチュームジュエリーでした。

アールデコ淡水パールネックレス(クリスタル、ドレスジュエリー)


5)マザーオブパール。
日本語では真珠母貝で、その名の通り真珠を産み出す貝のことです。
現在真珠の母貝として使用されているものは、白蝶貝・黒蝶貝・茶蝶貝・あこや貝・淡水真珠貝・コンク貝等。
マザーオブパールという名前そのものは、複数の貝を指しますが、アンティークジュエリーで出てくるのはほとんどが白蝶貝のマザーオブパールです。
フランスでも古くから重用されて、扇の骨部分やオペラグラス、ジュエリーケースなどに用いられてきました。

下記は当店で販売済みのフランスベルエポック時代の扇。
扇の骨の部分がマザーオブパールで作られています。

マザーオブパール アンティークネックレス(マルカジット)

しかしマザーオブパールがジュエリーに用いられたのは稀です。
下記は1800年頃と非常に古い時代のマザーオブパールを用いたネックレスです。

アンティークマザーオブパール扇(レース、フランスベルエポック)

6)南洋真珠
オフホワイトやクリーム色以外のブラックパールなどの色の付いた真珠は、1845年頃から出始めます。
この南洋真珠をスターダムに押し上げたのがフランス皇帝ナポレオン3世の妻ウージェニーです。
特に美しい黒色の南洋真珠は、クロチョウガイ(黒蝶真珠)と呼ばれます。
クロチョウガイはアコヤガイ、シロチョウガイと同じウグイスガイ科の二枚貝で、赤道を中心とする南北約30度以内の暖かい地域に生息します。
生息最適水温は24-29度ぐらいで、18度では成長がとまり、11-12度になると死んでしまうデリケートな真珠です。
クロチョウガイには多くの変種があり、その仲間はペルシャ湾、西インド洋、沖縄、ミクロネシア、ポリネシア、カリフォルニア湾へ分布しています。
フランスのアンティークジュエリーで度々目にするのが、フランス領ポリネシア地域のクロチョウガイです。
タヒチを中心にするエリアでもあることからよく「タヒチ真珠」とか「南洋真珠」とも呼ばれることがあります。

下記は当店扱いの黒真珠のペンダントネックレス。
やはりタヒチ地域の真珠です。

黒真珠リボンネックレス(蝶結び、ブラックパール、ダイヤモンド)

現在ではタヒチのクロチョウガイも養殖が多くなっており、他の真珠を染色処理し、黒真珠と呼んでいるものもありますので、注意が必要です。
色真珠の養殖は白色の真珠の養殖よりも更に後年になり、アンティークジュエリーで見られる南洋真珠は取り替えられていない限り天然真珠が使われています。
「ブラックパール」と言っても、黒、緑、グレーを帯びたものなどニュアンスはさまざまです。

アンティークエピソード集 のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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