アンティーク薔薇のドラップリーネックレス(レポゼ金細工 18金ゴールド)

息を呑む巧みな金細工 1900年頃のフランス製。
18金で薔薇を描いたとても優美なネックレスです。
レポゼ(打ち出し)技法の見本のような見事な金細工が見応えrがあります。
このネックレスはこれまで何度か「重量が3.7グラムとなっていますが、合っていますか?」とお客様からお問い合わせを頂きました。
もちろんこれで合っていて、見栄えがするのにどうしてこんなに軽量課と言うとまさにレポゼの技術で作られているからです。
1880-1900年頃はフランスで最も美しい金細工のジュエリーが作られた時代です。
ゴールドを裏から打ち出すことで、薔薇の花びらの重なり合う様をとても立体的に表現しています。
またレポゼ以外の技術も巧みで、例えばゴールドを鏨打ちし艶消しをすることで陰影が美しく出ています。
葉っぱ一枚とってみても平坦ではなく葉っぱの中心から外側へ厚みが出て、葉脈が巧みに描かれています。
硬いゴールドという素材が瑞々しくさえ見えてくる、見事な金細工のネックレスです。
首にヒダのように優美に拡がるドラップリーネックレス 20世紀初頭に流行した「ドラップリー」と呼ばれる首にヒダのように拡がるデザインが、洗練されています。
特にセンターからストンと落ちたドロップラインが、縦長の端正な表情を作ってくれます。
単純に薔薇のモチーフを並べるのではなく、中心に3つの薔薇をブーケのように描かれ、その左右のゴールドを斜め横に花綱のシルエットのように美しく伸びています。
左右対称で縦長のドロップラインは、来たるアールデコを予兆させる、スリリングな美しさがあります。
地金は18金ゴールド。
ネックレスの長さは42センチ(有料でチェーンの長さの調節は可能です)。

  • 幅:420mm 
    重量:3.7g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アンティーク薔薇のドラップリーネックレス(レポゼ金細工 18金ゴールド)

  • 左右対称で、太いところと細いところなどメリハリ&立体感のある美しいシルエット
  • 中央のドロップラインは9ミリx1.9センチと細身、縦ラインが綺麗に見せてくれます
  • 18金の明るいゴールドの色、マットな質感と手にするとしゃりっとする触感が魅力
  • ゴールドに窪みをつけ、しならせることで生命感溢れる薔薇を描いています
  • フランス18金の刻印あり
  • アンティーク薔薇のドラップリーネックレス(レポゼ金細工 18金ゴールド)
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アンティークエピソード

アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリー

知られざるアールヌーボーの本質
しなやかな曲線と自然への感性。
日本でも人気の高いアールヌーヴォー様式ですが、その「本質」は意外に知られていません。
アールヌーヴォーは19世紀末(1900年前後)、あらゆる芸術領域を席捲した装飾様式です。
ジュエリーの世界でアールヌーボーは、「貴石をシンメトリーにセッティングした従来のジュエリー作り」から「宝石的価値ではなく色によって選別した石を、美しく彫金されたゴールドにニュアンスカラーのエナメルと共にセットしたジュエリー」への脱皮をもたしました。

アールヌーボーと言うと柔らかな曲線から「ロマンチックな自然主義」と言うイメージが強いことでしょう。
しかしその根底には世紀末ならではの「デカダンス」があります。
溢れんばかりに花をつけた枝や、豊かに広がりうねる長い髪といったアールヌーボーの典型的な図柄の裏には、「自然の残酷さや死」が念頭にありました。

アールヌーボー サイン入りリング J Guerin(1902年)

アールヌーボーのジュエラーとパリ万博(1900) 
ジュエリー界でもっとも早く「アールヌーボー」の言葉を使い出したのは、ルネ・ラリック(Rene Lalique)。
下記は1902年にイギリスで発行された「Magazine of Art」に掲載されたルネラリックのジュエリーデッサンです。
女性の顔と睡蓮が描かれたペンダントのデッサンですが、この頃はまだルネラリックはロンドンでは広くは知られていませんでした。

アールヌーボールネラリック

1900年のパリ万博では、ルネ・ラリック、メゾン・ヴェヴェール(Maison Vever/ヴェヴェール工房)、ルシアン・ガリヤール(Lucien Gaillard)の3人がジュエリー部門でグランプリを獲得します。

下記は1900年頃に製作された、ルシアン・ガリヤールの青い鳥の髪飾り。
鼈甲とプリカジュールエナメル、目の部分にダイヤモンドが入れられています。
アールヌーボーは東洋の美意識、特に日本の芸術に強い影響を受けましたが、この作品は私たち日本人が見ても、日本的な美しさを感じる作品ですね。

ルシアンガリヤール

この万博では、ジョルジュ・フーケ(Georges Fouquet)とウジェーヌ・フィアートル(Eugene Feuillatre)が金賞を受賞しました。
ジョルジュ・フーケは1898年にランの花をモチーフにしたジュエリーでアールヌーボーの作品を初めて手がけます。
そしてポスターアーティストのアルフォンス・ミュシャと一緒に、いくつものプレートをチェーンでつなげたジュエリーを発表します。
下記は1900年にアルフォンス・ミュシャがデザインした、宝石商ジョルジュ・フーケの店舗です。
ステンドグラスやモザイクタイルの装飾等、ミュシャがポスターの中で描いたアールヌーボーのテーマや曲線が再現されています。
今日、このインテリアショップの内装は、パリのカーナヴァル美術館で見ることが出来ます。

アールヌーボー、ミュシャ

また同年代のジュエラーの中でルネラリックと並び賞賛を浴びていたのが、ベルギーのジュエラーであるフィリップ・ウォルファー(Philippe Wolfers)です。

アールヌーボージュエリーに関して更に詳しい情報は、アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリーの特徴と魅力をご参照ください。

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