うっとりするほど細く、繊細なチェーン
1900-1910年頃のフランス製。
写真はアップで撮っているので分かりずらいかもしれませんが、幅1ミリちょっとの非常に細身のネックレスです。
単にチェーンの太さが細いだけでなく、編み目1つ1つが線のように細く、編み目に空間が多いためより繊細に見えます。
これだけ細いと切れてしまいそうと思われるかもしれませんが、それが昔のハンドメイドのチェーンの素晴らしいことで、堅牢でしっかりとした作りで、簡単に切れるということはありません。
7ミリ毎に入れられた無数の天然真珠
チェーンとチェーンの間には、32粒もの小さな美しい真珠が入れられています。
白色の美しい天然真珠は、ゴールドを通してつなげられいます。
つまり穴を開けてゴールドの棒を通して入れているという、現在では考えられない難しい技術です。
しかもそのように穴を開けてもそこから退色していないところが、現在の養殖真珠と異なる、球の大半が真珠層で出来ている昔の天然真珠ならではの実力なのです。
30センチと非常に短いチェーンです。
よほど首の細い人でないと、ネックレスとしての着用は難しいと思いますので、このクオリティでこのサービス価格です。
二重にしてブレスレットにするととても素敵です。
ゴールドのチェーンを付け足せば、ネックレスとしてご使用することも可能です。
(有料になりますのでこの場合、あらかじめご相談ください。)
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フランスアンティークでは、こうした子供用のアンティークジュエリーも時々見つけることがあります。
もちろん当時の王侯貴族(ベルエポック時代以降はブルジョワ階級を含む)の良家の子女のために作られたジュエリーです。
こうした少女のために作られたアンティークジュエリーに、金細工や小さめの本物の宝石がセットされた小ぶりのピアス、尺の短めな金細工のネックレス、小さなバングルやブレスレットなどを見つけることができます。
下記は当店で販売済みの子供用のアンティークピアス。
これらはプルミエール・コミュニオン(初めて聖体拝領をうけること)の時に身に着けるために作られたと思われます。
他のものより明らかに小さい子供サイズの何かを見つけたときは、聖体拝領関連のものであることが多いです。
初聖体拝領(La premiere communion)は だいたい7〜8歳の頃に行われることが多いです。
下記はやはり「初聖体拝領」に作られたと思われる、子供用のアンティークバングル。
当然いずれもサイズが小さいですから、現代の日本女性が着けられる際は何かしら工夫の必要なものが多いです。
例えば短めのネックレスを2重にしてブレスレットとして使うと言ったことが考えら得ます。
小ぶりで非常に細工が細やかなこうした子供用のアンティークジュエリーは小さいからこそなお更可愛さが増し、愛しくなるジュエリーです。
現代の日本ではいくら裕福でも子供に本物のジュエリーを持たせる習慣はないですね。
しかしフランスでは現代でも案外、子供に本物を持たせます。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。