アンティークペンダント兼ブローチ(マーガレット、真珠)

ベルエポックらしい上品な花ジュエリー 明るいゴールドの色、貴族文化を思わせる優美なライン、女性らしいお花の模様・・・、典型的なベルエポック時代のジュエリーです。
お花はマーガレット。
中心に直径3ミリ程の天然真珠が添えられた何とも愛らしい作りです。
花弁や葉っぱ部分のゴールドは艶消しがされています。
そして葉っぱ部分は同じ18Kでも、ちょっとだけ黄緑がかっているのが分かるでしょうか?
また茎の下にあしらわれた小さなパールの周囲のミルグレインも、パーフェクトな美しさです。
こうした植物モチーフのジュエリーこそ、細部の細工に余念がないアンティークのものを選ぶべきですね!
ペンダントにもブローチにも使える一挙両得のジュエリー この時代に作られたペンダントは、ブローチとしても使える作りになっていることが多いです。
上から5番目のお写真をご覧頂くと分かり易いですが、左右に通し輪がございますので、ここにそれぞれ引き輪を通します。
1900年頃のフランス製。
18金ゴールド。
注:チェーンはついていません。
ペンダントとしてお使いになるときは、左右に引き輪のついたチェーンが必要です。
有料にはなりますが(3000円ほど)、お手持ちのイエローゴールドのチェーンを加工して両端に引き輪を付けることは可能です。

  • 幅:36mm 
    高さ:28mm 
    重量:2.2g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークペンダント兼ブローチ(マーガレット、真珠)

  • 細さと太さのバランスが美しいシルエットを生み出しています
  • 裏側の通し輪にチェーンを通していただくことでペンダントになります
  • 「明るいゴールド」と「真珠」、明るく艶やかな色合いです
  • よく見るとマーガレットの花弁や葉は鏨打ちて艶消ししているのが分かります
  • 赤く囲んだ部分にそれぞれ通し輪をつけます
  • アンティークペンダント兼ブローチ(マーガレット、真珠)
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アンティークエピソード

花がモチーフのアンティークジュエリー「マーガレット(フランス菊)とデイジー(ひなぎく)」

花を主体にしたジュエリーは1820-30年頃から多く作られ始め(それ以前にも見られますが)、19世紀中ごろにその全盛を迎えます。
お花をモチーフにしたジュエリーが当時なぜそれほどまで流行したかというその理由については純粋にそのデザインが可愛かったこと、お花モチーフのジュエリーは身につけやすいジュエリーでもあったこと、またヨーロッパの王室貴族の間でガーデニングが同時期に流行したためと言われています。
この頃にガーデニングに良く使われた花はパンジー、薔薇、フクシア、キク、ダーリア。
これらはつまるところ、アンティークジュエリーの花のモチーフにしばしばされた花です。

フランスでもこの影響を受け、多くの花をモチーフにしたジュエリーが作られます。
特にナポレオンの妻、ユージェニーが特に花をモチーフにしたジュエリーを好みました。
どんなお花がモチーフになったかと言いますと、「薔薇(しあわせな愛)」、そして「忘れな草」。
その他、「エーデルワイス」「ハイビスカス」「プルメリア」「パンジー」「オークの葉と実」「マーガレット(忠実な愛)」「プルメリア」「チューリップ」「ダーリア」「百合(花束で表現されることも多いです)」「すずらん」「アイリス」「デイジー」等々。
センチメンタルな忘れな草、フラワーバスケット(花籠)のジュエリーなども比較的よく見られます。
イギリスでは、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロック(クローバー)が度々、ジュエリーのモチーフにされてきました。

フランスアンティークジュエリーで、たびたびモチーフにされるマーガレット(Margarites)。
マーガレットはアフリカ西北方のカナリー諸島で原産のキク科の花で、17世紀末ヨーロッパに持ち込まれ、フランスで改良されます。
少し紛らわしい話になりますが、日本語ではデイジーは「ひなぎく」、マーガレットは「木春菊」になります。
「マーガレット」は欧米では「フランス菊」を指し英語名で「Ox-eye daisy」、デイジーの花の一種でもあります。
マーガレットとデイジーは似ていますが、一般的にデイジーの方が小さくてマーガレットは1メートルくらいまで伸びて、葉が何本にも分かれているのが特徴です。
日本のマーガレット(木春菊)。
木春菊

フランスのマーガレット(フランス菊)。
フランス菊(マーガレット)は白ばかりでなく、ピンクや黄色の花もあります。

フランス菊

アールヌーボーのマーガレットのネックレス。
マーガレットのネックレス(バロック真珠、アールヌーボー)

デイジーの語源は「Day's eys(太陽の目)」。
デイジーは朝にその花びらを開き、夕方には閉じます。
フランスでは、古くからデイジーは愛と関性の高いる花であったため、デイジーもしばしば指輪やネックレスなどのジュエリーのモチーフにされてきました。
デイジー(ひなぎく)はイタリアの国花でもある花で、花弁が多いため、イギリスではその花弁を数えて恋占いに使われたことから、「measure of love (愛の物差し)」とも呼ばれていたそうです。
昔、求婚する若者はデイジー(ひなぎく)をポケットに忍ばせ、枯れるまでに 恋人のもとにたどりつけるかどうかで結婚の正否を占ったそうです。
また「彼(彼女)は、私を愛している?少し?大いに?熱烈に?」と、デイジー(ひなぎく)の花びらを一枚ずつちぎって行う占いもあります。
デイジー(ひなぎく)の花言葉は純潔です。
またアメリカでは女性の名前としても好まれました。

当店でもデイジーをモチーフにしたジュエリーは度々扱ってきましたのでいくつかご紹介しましょう。
まずマーガレットの指輪。
デイジーのアンティーク指輪(天然真珠)

ところで関連してフランス語で「Billet doux」と言う言葉があります。
これは英語に訳せば「sweet not」、日本語に無理やり訳せば「甘い切符」と言う意味になります。
かつてヨーロッパでは、当事者たちにしか分からない暗号のようなメッセージを新聞に掲載すると言うことが流行しました。
フランスが発祥のこの言葉、1848年にイギリスの作家ウィリアム・メイクピース・サッカレーの「虚栄の市」と言う小説の中で英語圏にも紹介されます。
この「Billet doux」は、ジュエリーにもなりました。
往々にして花束がそのモチーフになり、禁じられた恋人たちに秘密のメッセージを伝えました。 花束のモチーフによくなったのがバラ、パンジー、デージーです。
また宝石のセレクション(宝石の頭文字によって愛を表現したり)や、ジュエリーのシルエット、彫られた文字で表現された「billet doux」も生まれました。

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