アールヌーヴォーネックレス(18金ゴールド、花)

永遠の人気、アールヌーヴォーのお花のネックレス 1890年頃のフランス製。
典型的なアールヌーヴォー様式のネックレスで、モチーフは最も人気のあるお花。
19世紀末のフランスの彫金技術は栄華を極めています。
技術もさることながら、その造形的なセンスが抜群に優れています。
宝石を使わず、彫金だけでこれだけお花が生き生きと表現されているのはすごいことですよ。
微妙なグラデーションを持つカラーゴールドと艶消しに注目 このネックレス、基本的にはイエローゴールド(18K)ですが、部分的にちょっと黄緑っぽい色が入っているのにお気づきですか?
19世紀末のフランスでは、さまざまなカラーゴールドが工房で作られた時代です。
このような限りなくイエローゴールドに近い、でもちょっとだけ黄緑っぽいいわゆる「グリーンゴールド」は、フランスアンティークジュエリーにおいてもこの時代にしか見ることはできません。
また葉っぱと花の一部のゴールドの表層がうっすら艶消しされているのにもお気づきでしょうか?
こうしたものすごく手の込んだ工夫により、モチーフの造形に深みがでているのです。
艶消しによってできた陰影はどことなく日本の美意識に通じるところがあります。
当時のフランスは日本文化に多分に影響を受けていました。
ほのかなジャポニズムを感じさせる作品でもあります。
お揃いのピアスもぜひ合わせてご検討ください。

  • 幅:480mm 
    重量:10.6g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

アールヌーヴォーネックレス(18金ゴールド、花)

  • 太さの強弱があることで、しなやかなラインで首元にフィットします
  • 5つのパーツからなるモチーフを、指で動かすことでより首にフィットさせられます
  • それぞれのモチーフが完全な直線ではなく曲線を描いているところがヌーボー
  • 立体的なモチーフ部分。葉脈までもゴールドの切り込みで表現しているすごさ
  • ハンドメイドの温かみのある丈夫なチェーンと状態の良い留め具
  • アールヌーヴォーネックレス(18金ゴールド、花)
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アンティークエピソード

アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリー

知られざるアールヌーボーの本質
しなやかな曲線と自然への感性。
日本でも人気の高いアールヌーヴォー様式ですが、その「本質」は意外に知られていません。
アールヌーヴォーは19世紀末(1900年前後)、あらゆる芸術領域を席捲した装飾様式です。
ジュエリーの世界でアールヌーボーは、「貴石をシンメトリーにセッティングした従来のジュエリー作り」から「宝石的価値ではなく色によって選別した石を、美しく彫金されたゴールドにニュアンスカラーのエナメルと共にセットしたジュエリー」への脱皮をもたしました。

アールヌーボーと言うと柔らかな曲線から「ロマンチックな自然主義」と言うイメージが強いことでしょう。
しかしその根底には世紀末ならではの「デカダンス」があります。
溢れんばかりに花をつけた枝や、豊かに広がりうねる長い髪といったアールヌーボーの典型的な図柄の裏には、「自然の残酷さや死」が念頭にありました。

アールヌーボー サイン入りリング J Guerin(1902年)

アールヌーボーのジュエラーとパリ万博(1900) 
ジュエリー界でもっとも早く「アールヌーボー」の言葉を使い出したのは、ルネ・ラリック(Rene Lalique)。
下記は1902年にイギリスで発行された「Magazine of Art」に掲載されたルネラリックのジュエリーデッサンです。
女性の顔と睡蓮が描かれたペンダントのデッサンですが、この頃はまだルネラリックはロンドンでは広くは知られていませんでした。

アールヌーボールネラリック

1900年のパリ万博では、ルネ・ラリック、メゾン・ヴェヴェール(Maison Vever/ヴェヴェール工房)、ルシアン・ガリヤール(Lucien Gaillard)の3人がジュエリー部門でグランプリを獲得します。

下記は1900年頃に製作された、ルシアン・ガリヤールの青い鳥の髪飾り。
鼈甲とプリカジュールエナメル、目の部分にダイヤモンドが入れられています。
アールヌーボーは東洋の美意識、特に日本の芸術に強い影響を受けましたが、この作品は私たち日本人が見ても、日本的な美しさを感じる作品ですね。

ルシアンガリヤール

この万博では、ジョルジュ・フーケ(Georges Fouquet)とウジェーヌ・フィアートル(Eugene Feuillatre)が金賞を受賞しました。
ジョルジュ・フーケは1898年にランの花をモチーフにしたジュエリーでアールヌーボーの作品を初めて手がけます。
そしてポスターアーティストのアルフォンス・ミュシャと一緒に、いくつものプレートをチェーンでつなげたジュエリーを発表します。
下記は1900年にアルフォンス・ミュシャがデザインした、宝石商ジョルジュ・フーケの店舗です。
ステンドグラスやモザイクタイルの装飾等、ミュシャがポスターの中で描いたアールヌーボーのテーマや曲線が再現されています。
今日、このインテリアショップの内装は、パリのカーナヴァル美術館で見ることが出来ます。

アールヌーボー、ミュシャ

また同年代のジュエラーの中でルネラリックと並び賞賛を浴びていたのが、ベルギーのジュエラーであるフィリップ・ウォルファー(Philippe Wolfers)です。

アールヌーボージュエリーに関して更に詳しい情報は、アールヌーボー(アールヌーヴォー)のアンティークジュエリーの特徴と魅力をご参照ください。

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