アンティークゴールドネックレス(フィリグリー、8金ゴールド、ポンポン)

昔ながらの金細工フィリグリー 1910年頃のフランスの金のネックレス。
フランスでポンポンと呼ばれる合金で、金の純度は9-10金程度です。
イギリスでは9金は9Kとして表示しますが、フランスでは9Kという表示はなく(刻印が押されるのは14Kから)、そのかわりこのポンポンという合金が伝統的に存在します。
ポンポンは24分の9-10が金で、3分の1が銀、もう残り3分の1程度に他の金属をませています。
ベルエポック(1900年頃)からアールデコ(1920年頃)への変遷このゴールドネックレスは、フランスベルエポックらしい貴族的な感じを残しつつも、左右対称のシンメトリーなモチーフに、その後やってくるアールデコの前兆を感じさせます。
20世紀初頭のフランスジュエリーの例に漏れず、デザイン性に優れたゴールドジュエリーですので、現在の生活でも出番が多そうです。
凝った細工で見栄えがしますが、純金のようにギラギラした感じはないので、付ける場所を選ばない出番の多いネックレスになるでしょう。

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  • 幅:450mm 
    重量:6.7g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークゴールドネックレス(フィリグリー、8金ゴールド、ポンポン)

  • ひとつひとつのパーツが、ロウ付けで留められています
  • 落ち着いたゴールドの色は何にでも合い重宝です
  • ぎっしりミルグレインが施されています
  • チェーン部分が細すぎず、いいバランスです
  • 留め具もオリジナルのままです
  • アンティークゴールドネックレス(フィリグリー、8金ゴールド、ポンポン)
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アンティークエピソード

アンティークジュエリーのゴールドについて「ポンポン、ピンチベック、シルバーギルド(ヴェルメイユ)」

今さら・・・と思われる方もいるとかもしれませんが、意外によく聞かれる質問なので改めてご紹介させていただきます。
ゴールドの14ct(kt)、18ct(Kt)、24ct(kt)という表示の意味ですが、純金(100%が金でできていて不純物をまったく含まないもの)が24金です。
24/24が100%ですので、18Kは24分の18つまり75%が金でそのほかの25%が他の金属を使用しているという意味になります。
14Kゴールドは、14/24がゴールドで、残りの10/24に銀や銅、パラジウムを使用しています。

アンティークジュエリーに限らず、ジュエリーに使われるゴールドは18カラットゴールドまでのこと、マックスでも22カラットゴールドのことが多いです。
<em>なぜ純金(24金)はジュエリーにされないのでしょう?</em>
理由は純金は軟らかく、傷がつきやすいためです。
一見ゴールドの純度が高いほど丈夫と思われる方も多いかも知れませんが、違います。
銀、銅、パラジューム、ニッケルなど他の金属と「割る」ことで(ゴールドを割る金属のことを「割金」と呼びます)、硬さを得ることができます。
なぜ別も金属で割ることで硬さが得られるかというと、分子構造のためです。
同じ素材だけだと当然分子構造が均一的、ある方向からの力に弱くなります。
別の素材で割ることで、その分子構造が複雑になり、硬くなります。
例えば金と銀であれば、銀のほうが柔らかい金属です。
しかし純金より、銀を多少加えたほうが、その合金は純金より硬くなります。

アンティークジュエリーでは18金以外に、15金(イギリスのみ)、14金(58%ほどがゴールド)、9金(37.5%がゴールド)が多く見られますが、刻印が打たれているのはイギリスでもフランスでも9金ゴールド以上のものになります。
9金以下の金の含有量で作られた合金にもクオリティーのよいアンティークジュエリーは存在します。
フランスアンティークジュエリーでは8/24(つまり3分の1)が金であるポンポン、高度な金メッキであるヴェルメイユ(イギリスで言うところのシルバーギルド)があります。

「ポンポン」そして「ヴェルメイユ(シルバーギルド)」、色合い的には似ている二つですが、組成はまったく違います。
<em>「ポンポン」は、ゴールドをベースにした合金になります。</em>
19世紀にしかみられない独特の技法です。
金を3分の1、銀をもう3分の1、残りを他の金属を混ぜ合わせて作られています。
(完全なレシピは現代では解明されていません、配合分量は工房によってまちまちだったようです)。

金の分量的には8金とも言えるでしょう。
9金にも満たないゴールドの量ですが、見た目はゴールドに近いです。
純金や18Kより落ち着いた風合いがあって品がよいアンティークらしい色です。
限られた時代でしか用いられなかった技術ということで、そうした観点からも貴重です。
<em>ポンポンいわゆる合金なので、変色がないと言うのが一番のメリットになります。</em>
どういうことかと言いますと、金(ゴールド)が金属の内側も外側も均等にはいっています(成分が変わりません)。
年月を経て表面が磨耗して内部の色がでてきても、同じ成分の地金が出ているだけなので変色がしないのです。
下記はポンポンの金細工のネックレスです、ヴェルメイユに対して色に安定感があります。

アンティークゴールドネックレス(フィリグリー)

<em>ヴェルメイユ(vermeil)は、ヴェルメイユとは銀無垢に金をはったもののことを指します。</em>
年月によって塗られた金が薄くなってきていることもあり、そのアンティークジュエリーによってより金の色が強く出ていたり、ほとんど銀のような色だったりと様々です。

下記は比較的ゴールドの色が強く残っているヴェルメイユのブレスレットです。
アールデコのブレスレット(ヴェルメイユ製、シルバーギルド、1920s)

下記はほとんど銀のようにも見えるヴェルメイユのペンダントです。
エメラルドペンダントネックレス(真珠、19世紀フランス、ヴェルメイユ)

ヴェルメイユ(シルバーギルド)はアンティークでよく使われてきた技法です。
銀のずっしりとしたボリューム感と、ゴールド独特の華やかさの両方を生かすため高価な装飾品に用いられました。
また銀の酸化して黒ずむ性質を避けるという、実質的な意味合いもありました。
つまりポンポンとヴェルメイユの決定的な違いは年月と共にゴールドの色が変化するか否かです。

またイギリスで特定の時代にのみ作られたのがピンチベック(Pinchibeck)。
ピンチベックは、ロンドンの時計職人ピンチベックが、当時とても高価だった金に代わる金属を発明した合金ですが、詳しい製法は未だに解っていません。
その謎ゆえに、なおさらファンの多い素材です。
下記は当店扱いのピンチベックのロングチェーン。
ピンチベックロングネックレス

フランスアンティークジュエリーで言うところの「ポンポン」とほぼ同じ組成ですが、厳密には「ピンチベック」はピンチベック氏が生み出した技法そのもので作られた合金のみを指します。
<em>金とはまた異なる温かみのある独特な輝きと、ゴールドの他に銅と亜鉛を含みながらも錆び付かず着用感に優れているのも魅力です。</em>
ピンチベックもコレクターの方がとても多い素材です。

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