アンティークエメラルドブレスレット(8カラット以上、合金マーユショー、1900年頃)

豪華総計8カラット以上のエメラルドブレスレット 1900年頃のフランス製。
何と1カラット以上のエメラルドが8石、合計8カラット以上のエメラルドの豪華なブレスレットです。
大粒(6ミリx8ミリ)のエメラルドカットされたエメラルド。
色は明瞭なエメラルドグリーン。
天然無加工であるため、インクルージョンをはっきり見ることができます。
石に透明感があるため、石の内部の内包物まで肉眼でもかなりしっかり見ることができる、当時としても大変質の高いエメラルドです。
たくさんの小さなダイヤモンドが敷き詰められています。
ダイヤモンドは各パーツ14石入っているので、合計100石以上。
「贅を尽くした」とはまさにこのこと、古きよき時代のどこまでも贅沢なジュエリーに、時を忘れてしまいます。
マーユショーと呼ばれる特別な合金 このブレスの地金は一見銀のように見えますが、実は非常に珍しい当時の特別な合金であることが分かりました。
「maillechorts(マーユショー)」と呼ばれる合金で、銅、ニッケル、亜鉛、銀を含んだ合金なのです。
1900年前後ヨーロッパの工房で作られた手法で、銀のような黒ずみがでることを抑えながらも、銀のような風合いを出すレシピだったそうです。
まさにこの時代のヨーロッパの限られた工房だけでできた、この時代を証明する地金なのです。
エメラルドのみ、ゴールドの枠で包まれていて、マーユショーとの色の対比が鮮やかです。
また贅を尽くしているのは宝石や地金だけではありません。
エメラルドのゴールドの枠、そしてダイヤモンドの台座の外縁には肉眼で見切れないほど細かなミルグレインが施されています。
当時、この一流の工房はどれだけの時間をかけて、このブレスレットを作り上げたのでしょう?
当店としても忘れられない逸品になりそうです。
ブレスレットの長さは17センチ。

  • 重量:20g
  • 販売価格:売り切れました。

アンティークエメラルドブレスレット(8カラット以上、合金マーユショー、1900年頃)

世界にひとつだけの一点もの

  • エメラルドの見本のようなはっきりとした(そして色調の明るい)エメラルドグリーン
  • マーユショーのオープンワーク、肌が透けてゴージャスなのに繊細さがあります
  • 木々の葉っぱのようなつやのあるエメラルド、エメラルドカットにされています
  • 留め具とブレスが一体化し、どこがつなぎ目か分からない優れた作りです
  • パーツがしっかりと作りこまれてるのが見えます、セキュリティホック付きです
  • アンティークエメラルドブレスレット(8カラット以上、合金マーユショー、1900年頃)
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アンティークエメラルドブレスレット(8カラット以上、合金マーユショー、1900年頃)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

アンティークエメラルドについて

アンティークジュエリーで使われる貴重な宝石の一つにエメラルドがあります。
ベリル宝石の一種で、同種の宝石にアクアマリンがあります。
5月の誕生石であり、心に安らぎを与える「愛の石」としても有名なエメラルド。
エメラルドの宝石としての歴史は、紀元前4000年前のバビロンまで遡ります。
これは宝石の中で最も古い歴史といわれており、エメラルドはまさに人類最古の宝石なのです。
バビロンとは、現在のイラク周辺にあたります。
当時バビロンはバビロニア帝国の首都でエメラルドは既にこの時代に「ヴィーナスに捧げる宝石」として取引があったという、文献が残っています。
エメラルドの最古の採掘場があったのはエジプトと言われていますが、エジプトの女王クレオパトラもまた、エメラルドの魅力に取り付かれた人物です。
自ら、エメラルドの鉱山を所有して宝飾用や、砕いて粉末状にしてお化粧用のパウダーとして使用したと言われています。
かのジュリアスシーザーが、その若さを保つためにこよなく愛したことでも知られています。 古くはインカ帝国でも既にエメラルドが使われていたそうです。

エメラルドは性質の異なる火成活動が重なることで始めてできる宝石です。
貴石の中でもインクルージョンに富む宝石で、「石れい」と呼ばれる内包物や、細かい傷があるのが一般的です。
「欠点のない人はいないのと同じように、 エメラルドの完全無傷の石はない」とよく言われるとおり、エメラルドの組成上インクルージョンは避けられないものです。
現代ではそもそも良い品質のエメラルドが取れなくなってきているということもあり、それらの欠点を補うために、ほとんどの物がオイルトリートメント処理をされていますが、オイル処理が本格化するのは戦後ですのでアンティークジュエリーで用いられているエメラルドは(それらが取り替えられていない限り)、オイル処理はそれほどなされていません。
また戦後のエメラルドでオイル処理よりずっと問題なのは、しかし、色を濃くするために石を色づけしていまうこと。
これは石自体を変えてしまうことになりますから、宝石の価値に大きく影響します。

1538年からスペインの開拓者たちがコロンビアでエメラルドを採掘し、世界中に輸出をします。
エメラルドと言えば昔も今もコロンビアが有名ですね。
アンティークジュエリーでは、コロンビア産と思われるエメラルドをよく見ることができます。
下記は数年前にササビーズで高額な値段で取引された17世紀初期、ルネサンスの頃のスペインのジュエリー。
コロンビア産のエメラルドが用いられています。

コロンビアのエメラルド> <br />

その中でもムゾー(「ムゾ」とも呼ばれます)は最高のエメラルドを算出する鉱山として知られています。<br />
ムゾー鉱山で採掘されたエメラルドは青みががったグリーンの色、大粒で透明度の高いのが特徴です。<br />
またその独特な化学組成により自然光で蛍光を発し、理想的な色相がより深みを帯びます。<br /><br />

現在もコロンビアでエメラルドは採れていますが(これはエメラルドに限らず現代のどの宝石に関しても言えることですが)既に良い鉱山が枯れてきてしまっています。<br />
現在では採掘されるうち全体の数分の1程度しか、宝飾品には適さないレベルのエメラルドだそうです。<br /><br />


コロンビアエメラルド以外のアンティークジュエリーで使われうるエメラルドの産地としては古くはエジプト、そしてロシア(1830年代にウラル山脈で発見される)です。<br />

下記は1840年頃のフランス製エメラルドの指輪です。<br />
ロシア産の淡い緑色のエメラルドが用いられています。<br /><br />

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ブラジルでもエメラルドは取れますが、20世紀に入ってから鉱山が発見されていますので、アンティークジュエリーにはほとんど使われていません。

エメラルドのカッティングはスクエアのいわゆる「エメラルドカット」にされることが多いです。
これはなぜかと言いますとエメラルドの組成上、四角形のいわゆるエメラルドカットが一番無駄がないからです。
しかしアンティークジュエリーでは円形にカットされたものなど、現代のエメラルドジュエリーではあまり見ないカッティングの石も存在します。
下記は1880年頃のエメラルドとダイヤモンドのペンダント。
数年前にクリスティーズのオークションに高値で出展されていました。
エメラルドカットのダイヤモンドと洋ナシの形にカットされたエメラルドでショーメのサイン入り。
これだけの作品でありながらエメラルドは完全な透明でないことがお分かりいただけますでしょうか?
エメラルドは組成上、ある程度の大きさになりますとインクルージョンは避けられなくまったくの透明であることが難しい宝石です。

1880年エメラルド

また下記は当店にて販売済みのカボションカットされたエメラルドです。
カボションカットにするということは、光の反射に頼らない分、資質の良い宝石が必要になります。
それが前述しましたように組成上、インクルージョンが多くなりがちなエメラルドでカボションすると言うのはきわめて高品質なエメラルドが必要になります。
カボションカットされた美しいエメラルドは特に20世紀初頭、カルティエの作品で時々見られますが、アンティークジュエリーにおいてもきわめて稀な存在です。

カボションカットエメラルド

宝石の価値を損ねてしまう人口処理がなされていないカラーストーンは、近年すざまじく値上がりしています。
特にルビー、そしてエメラルドはその代表です。
天然のカラーストーンの価値が上がるにつれて、無処理のアンティークジュエリーのカラーストーンも(残念ながら)評価が高まっています。
下記は当店にて販売済みの18世紀のエメラルドの指輪。
これだけ古い時代のしかもある程度大きさのあるエメラルドが用いられたジュエリーをご紹介するのは非常に困難になってきています。

18世紀エメラルドリング(スクエアカットエメラルド、ダイヤモンド、銀)

アンティークジュエリーで特に石にある程度大きさのあるエメラルドのジュエリーは今後、ますます貴重になっていくでしょう。

アンティークエピソード集 のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。

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