クロワゾネエナメルシガレットケース(有線七宝、アールデコ)

今や超高級品となってしまった、幻のクロワゾネエナメルクロワゾネエナメル(有線七宝)と呼ばれるエナメル技法によってシガレットケースです。
細い輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋めていく、高度なエナメル技法のひとつで。
かつてはこうした小物にも使われていましたが、現在では、残存する一握りの宝飾ブランドが、その数少ない職人を囲い込んでリバイバルさせているに過ぎません。
そんな高度なエナメル技法をこれだけ広範囲に施したものが、これだけ手ごろな価格で見つかるところが、アンティーク収集の醍醐味といえます。
アールデコ期らしい黒と赤の色使いこのシガレットケースは、フランスの他の瀟洒な喫煙アイテムと同じく、1920年代のアールデコ期に作られています。
女性の化粧や喫煙が認知されはじめたこの頃は、女性の実用小物の黄金期です。
斬新な黒と赤は、対称色がもてはやされたアールデコ期らしい選択。
薄くてスタイリッシュなデザインは、現在みてもとてもモダンで垢抜けています。
地金は普通の金属を使用しています。
中の留め具も良い状態のまま残った美品です。

  • 幅:120/80mm 
    高さ:3mm 
    重量:92g
  • 販売価格:売り切れました。

クロワゾネエナメルシガレットケース(有線七宝、アールデコ)

世界にひとつだけの一点もの

  • アンティークでさえ見かけることがない、個性的で斬新なシガレットケース
  • 大きさはそこそこあるのに薄いため、持ったときにスタイリッシュに決まります
  • 内側には地の金属がそのまま出ています。金属の汚れもないキレイな状態です
  • 黒と赤という色使いだけでなく、その扇状の色の入れ方も斬新です
  • 裏面は赤一色。やや朱がかった鮮やかな赤はなかなか再現できない絶妙な色
  • クロワゾネエナメルシガレットケース(有線七宝、アールデコ)
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クロワゾネエナメルシガレットケース(有線七宝、アールデコ)

[通販価格:税込]:売り切れました。

アンティークエピソード[Antique episode]

エナメルのアンティークジュエリー「クロワゾネエナメル」

アンティークジュエリーで時々登場するエナメル。
その柔らかな質感は、どんな高価な宝石を使用したジュエリーにもかえがたい魅力があります。
繊細で高い技術を要するエナメルジュエリーは、現代のジュエリーでは見られなくなってしまっているので、良質なエナメル使いはアンティークジュエリーの醍醐味の一つです。
いくらお金を出そうと、現代のもので同レベルの美しさを持ったエナメルジュエリーを手に入れることはできないのです。
アンティークのエナメルジュエリーももともと数が少なく、今後ますます手に入らなくなること必至です。
エナメルはその技法もバラエティに富んでいますが、基本的には粉末のガラス質のエナメルで、金属やガラスなどに焼き付けたり、そこに絵を描いたりしたジュエリーを指します。
その歴史は古代エジプトにさかのぼり、19世紀後半にかのジュリアーノ一族によって一躍脚光を浴びます。
19世紀後半にルネッサンス様式に着想を得たエナメルの重ね塗りで、一世を風靡。
白・黒、ブルー・白の点描などが有名です。
カルロジュリアーノの二人の息子、カルロとアーサーが父の跡を継ぎ、ジュエリアーノ一族のエナメルワークは更なる発展を見せます。
またスイスジュネーブのスイスエナメル、フランスリモージュ地方のリモージュエナメルも人気です。
アールヌーボー時代には、透明なエナメルも好んで用いられました。
フランスアンティークジュエリーに使われているエナメルの色は限られています。
多いのが、黒エナメル。
黒は額縁のような効果をもたらしますので、特にダイヤモンドや真珠などとあわせて使われることが多かった色で、濃淡は様々です。
そして続いて青色のエナメル。
特にフランスのアンティークジュエリーでは、鮮やかな青や水色を好んで使われました。
その他、アンティークジュエリーに登場してくるエナメルは赤色、緑色、紫色ぐらいです。
白を使ったエナメルもありますが、部分的な使い方が多いです。
濃い目の色が多いのは、やはりジュエリーの中でエナメルは額縁のように全体を引き締める効果のために使われることが多かったからでしょう。

アンティークジュエリーで見られるエナメル(エマイユ)技法のひとつで、エナメルの中でも高度な技術を要するエナメルにクロワゾネエナメルがあります。
クロワゾネエナメルとはいわゆる有線七宝のことです。
土台となる金属の上に1mmにも満たない金線を貼り付けて輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋める装飾技術です。
アールヌーヴォーの時代に日本の有線七宝の影響を受けて、それがフランスで進化し、鮮やかな発色のエナメルがアンティークジュエリーが生まれました。
フランスのアンティークジュエリーにおいて、クロワゾネエナメルによく用いられた色は赤や青、黒、白、緑などです。
「クロワゾネ(cloisonne )」はフランス語で「仕切られた」という意味からきています。
アンティークジュエリーや美術品に使われた古典的技法ですが、その繊細さと美しさが昨今改めて見直されています。

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