--- アンティーク・エピソード ---アンティークブローチの魅力

アンティークブローチに関しては、1900年前後のものに形も色も可愛いくて面白いブローチが見つかる率が高いように感じます。
19世紀末のアールヌーヴォーの影響を受けた曲線の美しいものや、20世紀初頭の線形や直線的なものなど、実にデザインが豊かなのです。
下記は1900年頃の、葉と葉の付いた枝をモチーフにしたブローチで、「フィヤージュ(Feuillage)」と呼ばれます。

アンティークダイヤモンドブローチ(フィヤージュ、葉と枝のモチーフ、銀製)

また大きさに関しても、19世紀の終わり頃から20世紀の初頭にかけて、それ以前より「小さなブローチ」が流行しますので、日本人女性の現代の装いに取り入れ安いブローチが見つけやすいです。
下記は19世紀後期頃のイギリス製のブローチ。
シンプルなデザインで細身なので様々な角度にして、着けていただきやすいバーブローチです。

天然真珠のブローチ ボックス付き

現在女性はブローチをつける習慣のある女性が少ないですが、それでもちょっと前からフランスではブローチが再び人気が出てきています。
近年になり、「私、よくブローチを着けるのですよ」とお客様におっしゃっていただことが日本でも増えてきて、とても嬉しいです。

ブローチが他のアクセサリーと根本的に違っているところ。
それは「ペンダントやブレスレットのように身体の動きのあるパーツにつけるものではなく、静止した部分につけるアクセサリーであるということ」です。
アンティークブローチは特に、静止した部分につけて映えるように計算されて作られているものが多いです。

アンティークブローチはスーツの襟や、コートの胸、ブラウスの襟元など、なるべく安定した場所につけるようにしましょう。
カラフルで楽しげなブローチも魅力的ですが、洋服と同系色で濃淡が異なるブローチをつけるのもとてもエレガントです。 ボリュームのあるものは、ジャケットや厚手のコートの襟などに着けていただくと着けやすいです。

指輪やピアスに比べても面積が大きく取れてデザインの制約が少ないブローチは、アンティークジュエリーの中でももっと秀逸な作品が作られました。
特に秋冬などは、同じジャケットやコートを羽織る機会が多いですから、ブローチを1つ着けるだけで気分がぐっと変わると思います。
失くされることが心配でしたら、先端にシルコンのストッパーをつけると良いです。
(これは現代ものです)
当店にも大体ストックがありますので、おっしゃっていただけましたらご購入時に商品に同封させていただきます。

またアンティークジュエリーにおいて、もし「お買い得」と言うことを考えるのであれば、それはブローチであることが多いです。
ブローチは現代それ程使う女性が多くないため、同じような豪華さのアンティークジュエリーでは、比較的良心的な価格で手に入りやすいのです。
当店は仕入れたアンティークジュエリーは、例えば石の外れや緩みなどは修理することはございますが、それを加工して売ることはしていません。
ただ一般的にはアティークブローチを加工して指輪にされたり、ピアスをばらばらにしてペンダントにされるということはかなり多いです。
そのほうが業者が儲かるからなのですが・・・。

もちろん当店でもお客様のご要望でそうした「加工」を行うことはできます・・・。
このあたりは一概に加工するのは悪というわけではないと思いますが、当店としましてはお客様の意思をご確認した上でご希望があったときのみ行うといった考えです。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

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