--- アンティーク・エピソード ---タイガーアイ(虎目石)、ホークスアイ(鷹の目石)のアンティークジュエリー

アンティークでは時々、現代ではほとんど見ることのない珍しい宝石が使われたジュエリーに出会うことがあります。
その内のひとつがこのホークスアイです。
ホークスアイ(Hawks Eye)とはその名前のとおり「鷹の目石」という意味になります。
「タイガーアイ(Tiger Eye 虎目石)」でしたら聞いたことがあると言う方は多いのではないでしょうか?
宝石的にはホークスアイとタイガーアイは同じ石英(水晶)の一種になります。
水晶(石英)に含まれた繊維状のインクルージョンが青色を帯びたものをホークスアイ、褐色を帯びたものをタイガーアイと呼んでいます。

タイガーアイは古代から幸運を招く石として崇められてきました。
エジプトでは神々の像の目に当たる部分にこの石を使用したとされています。
ローマ人は霊力を授かる護符とし、インドでは光によって変色する美しさから、最も貴重な宝石として大切にしていたと言われています。
タイガーアイは19世紀からメイン石、脇石問わず比較的よく、特にイギリスのアンティークジュエリーで使われているのを見つけることがります。
下記は1840年頃に製作されたタイガーアイのカメオがセットされたゴールドブレスレットです。
タイガーアイ
黒地にブルーの光が目のように輝くホークスアイは、古代エジプトでは天空と太陽をつかさどる偉大な神「ホルス」にたとえられてきました。
タイガーズアイに比べるとずっと希少で一説には10分の1程度と言われています。

ホークスアイのネックレス

しかしホークスアイはアンティークジュエリーにおいても非常に珍しい宝石です。
ホークスアイの場合黒色の色調からアールデコの時代に好まれましたが、それ以外の時代ではほとんど見ることがありません。
どれぐらい珍しいかと言いますと、このネックレスを譲り受けたフランス人ディーラーさんは現地でも30年以上のキャリアがありますが、彼女のこれまでのキャリアの中でホークスアイのジュエリー(ともに1920年代のネックレス)出会ったのはこれで2回目だとか。
当店で長年お世話になっております、東京の鑑別士さんも実際に鑑別で出会うのはこれでやはり2回目だったそうです。
タイガーアイに比べましても宝石的に数がずっと珍しく数が少なく、そしてアンティークジュエリーにおいても「黒い宝石」が重用された時代は非常に限定されたからです。
この時代は、黒い石が不足してたとえば、着色されたカルセドニーがオニキスの代わりに用いられたほどです。

ホークスアイもタイガーアイも現代でもパワーストーンとして人気があるようですが、現代では天然のままでこのような美しい石はほどんど手に入りません。
加熱して変色をさせたり、脱色をさせたり、脱色をさせてさらにクロム鉛などに含浸して色付けをするなど、ありとあらゆる色を出すための人口処理が日常的に行われています。
無加工のタイガーアイおよびホークスアイはやはり、アンティークジュエリーで探すことをお薦めします。

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シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。

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